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花粉症緩和に効果 魚成分、上手に摂取 DHAやEPA

2011/10/26 日本経済新聞 朝刊

EPAもDHAも青魚に多いとされるが、魚介類の種類によって違いもある。EPAがたくさん含まれる魚の代表はイワシで、サバやサンマにも豊富だ。これに対してDHAは、マグロなどに多く含まれる。赤身と比べトロの部分に特に多い。同じ本マグロでもトロ100グラムにはDHAが約3グラムあるのに対して、赤身だと約0.1グラムにとどまる。

揚げ物は5割ロス

効果的にとるには魚料理の調理にも工夫がいる。刺し身で食べるのが理想的。通常の調理による加熱でEPAやDHAが分解することはほとんどないが、脂肪分と一緒にEPAやDHAが流れ出てしまう。焼いたり煮たりすると約20%、揚げ物では約5割をロスする。ホイル焼きにして油をできるだけ逃がさないようにしたり、調理後にフライパンに残った油分でソースを作ったりして効果的にとることができる。

EPAやDHAのとりすぎの心配はないのか。鈴木平光・女子栄養大学教授(日本脂質栄養学会理事長)は「動物実験では大量摂取した場合の毒性に関する報告はない。人の場合は1日3グラムまでとっても問題はない」。摂取カロリーが増えることも気になるが「仮に3グラムとっても27キロカロリー程度にとどまる」という。

魚料理が苦手な人向けには、練り製品や飲料に添加してとりやすくした製品がある。カプセルなどのサプリメント製品ではDHAやEPAは人気の製品の一つ。両方の成分が入ったものが多いが、その比率や値段当たりの含有量は製品によってけっこう違いがある。以前は長期間保存すると油が変質して魚臭くなるサプリメントもあったが、最近は改善されているという。

(編集委員 吉川和輝)

ひとくちガイド
《本》
◆DHAやEPAが豊富な青魚を使った料理を解説
『あじ・さば・いわし』(日本放送出版協会編、日本放送出版協会)
《ホームページ》
◆EPAやDHAの知識を解説する水産会社のホームページ
日本水産(http://www.nissui.co.jp/sarasara/)
マルハニチロホールディングス(http://www.food.maruha-nichiro.co.jp/dha/)

[日本経済新聞朝刊2011年10月23日付]

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