N
くらし&ハウス
暮らしの知恵

2011/10/28

暮らしの知恵

少し前かがみで、真ん中をつかむ

まずは姿勢を整える。顔が丼の上にかかるくらい、少し前かがみの体勢で箸を取る。左手は丼にそっと添える。箸で麺を軽くほぐし、「1口分は3、4本。麺の中央部分をつかむのがポイントです」(戸川さん)。

麺をたぐり上げた時、左右の麺の長さが箸を中心にして対称になるのが理想的だそう。麺先がずれるとプルルと揺れる原因になる。麺先が汁の中につかっていることを確認しながら、小気味よくズズズとすする。すると箸を下に平行移動した。再度すすり、箸のスライドを繰り返す。麺先が見えたら、先端をレンゲでそっとすくい口元に運ぶ。「麺を常に箸で支えることが肝心」(戸川さん)。白い服には、シミ一つない。

今度は記者が挑戦だ。難しそうな“スライド”は思いの外、簡単だった。これまでは、一度すすったら残りの麺を野放しにしていたが、箸で支え続けることで最後まできれいに食べられる。うまくいかないのは、麺の中央探し。汁が透明なかけうどんと違い、カレーうどんは中の様子がわかりにくい。はねた跡は初回の半分の5カ所だった。

その後、1週間毎日、様々な麺で挑戦した。味噌ラーメン、担々麺、そばの麺の中央をいかに探すか。ラーメン系は麺が縮れて、短く感じ、うどんより難易度は低い。一番難しいカレーうどんで徐々に丼の中の麺の状態をイメージできるようになり、5回目で“はねゼロ”を達成できた。

注目記事