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寝る前にストレッチ 体を柔らかく、太りにくく 日経ヘルス

2011/10/9

 秋はスポーツや味覚、読書など、楽しみが多い季節だ。日ごろ運動をしていない人は、太りやすい冬に向けて、日々たまっていく筋肉の凝りを取り、体を柔らかくしておきたい。そのためには寝る前の簡単なストレッチが効果的。全身の筋肉の凝りを取ることで、太りにくい体にもなる。

 パソコン作業などで座っている時間が長く、ほとんど運動をしていないと、私たちの体の筋肉は凝り、活動量や消費エネルギーも落ちてくる。血の巡りも悪くなって、肩こりやむくみ、冷えを招くこともある。

■冬の不調を予防

 

 そんな“太るサイクル”から抜け出すためにおすすめなのが、ストレッチだ。

 ストレッチの魅力は、激しい運動や無理な食事制限をしなくても、体質が変わること。運動量は小さいが、筋肉をのばすことで凝った筋肉がほぐれるので、体の動きが大きくなり、日ごろの消費エネルギーが自然とアップする。

 さらに、きちんと動かしている部分には脂肪がつきにくく、筋肉のポンプ作用で血流やリンパの流れもよくなるので、むくみや冷えなどの不調も予防できる。寒い冬がやってくる前に、柔らかくて太りにくい体になっておきたい。

 疲れが取れにくい、よく眠れないというときは、胸周りの筋肉が緊張したまま固まっている可能性がある。

 「胸や背中、腹まわりの筋肉が凝り固まっていると、胸郭の動きが妨げられて、呼吸が浅くなってしまう」と話すのは、整体師でブリージングストレッチ院(東京都台東区)院長の古久澤靖夫氏。

 深呼吸をしたときの胸郭の周囲の膨らみが3センチ未満の場合、「横隔膜や肋間(ろっかん)筋などの呼吸に深くかかわる筋肉がスムーズに動いていないと考えられる」と、理学療法士で文京学院大学保健医療技術学部の柿崎藤泰准教授もいう。

 胸郭の動きは、ひもを使って簡単に調べられる。アンダーバストを測る要領でみぞおちのあたりにメジャーやひもを回し、思いきり吸った時と吐いた時の差を見ればいい。

 差が5センチ以上あるのが理想。それに満たない人は、古久澤院長が考案した「ブリージングストレッチ」を試してみよう。右上の表に示した5つのストレッチで、呼吸に関わる筋肉を効率的にほぐせるようになっている。

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