専門家に聞く 乾燥肌と上手に付き合う方法

かゆみ止めのほか、肌の乾燥を防ぐには保湿剤も有用だ。ワセリンやクリーム剤、乳液などがあるが、症状が軽い時はさっぱりしたローションを使い、重症化したら肌に潤いを与える効果がある乳液かクリームを使う。すり込まないように肌の上に置き、手のひらでなでるように広げる。朝夜2回、夜は入浴してから5分後をメドに塗る。

空気の乾燥以外にも台所洗剤なども肌荒れや乾燥肌の原因になる。手を洗っても成分が微量に残るため、食器を洗う際はゴム手袋をはめるようにしよう。患部を無意識にかきむしってしまう人も多い。いつも爪を短くしておき、薄い手袋をはめて寝るなどの工夫も有効だ。

乾燥肌対策で見逃せない部位が唇。若い女性を中心に、冬になるとリップクリームを多用する人も多いだろう。ただ、かえって唇の皮膚の皮脂の分泌を抑えることにつながり、乾燥や荒れの原因になる。上出・診療部長は「リップクリームの使用は1日に3回までにとどめるべきだ」と指摘する。

(草塩拓郎)

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[日本経済新聞朝刊2011年10月2日付]

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