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突然の息苦しさに襲われたら パニック障害に注意

2011/9/15 日本経済新聞 プラスワン

このほか、ゆっくりとした腹式呼吸もよい。「おなかに本を載せた状態で本を見ながら呼吸をすると、自分の呼吸の状態がわかるので、腹式呼吸を意識しやすい。また、発作は不安で助長されるため、苦しくなったときに息を吐くことに集中し『自分の呼吸は落ち着いている』と自己暗示をかけながら呼吸を整えるのも効果がある」とひめのともみクリニック(東京都品川区)の姫野友美院長は助言する。

適切な対処法を心得ていれば、過呼吸発作自体は抑えられるケースが多い。しかし、単に呼吸中枢が過剰に反応して発作を起こしているのではなく、その背景に別の病気が隠れていることがある。ぜんそくや気胸、心筋梗塞、狭心症、バセドウ病などでは、過呼吸症状に似た症状を起こす。ペーパーバッグ法などでは改善しないので、医療機関を受診することが大切だ。

うつ病の合併も

一方、発作が治まっても留意が必要な場合がある。東京女子医科大学病院神経精神科の坂元薫教授は「過換気症候群と診断された人の6~7割は、パニック障害の症状として過呼吸が起きていると考えられる。その場合、一時的に発作を抑えることは適切な治療の機会を逃すことにもなり、パニック障害が悪化する恐れがある」と警鐘を鳴らす。

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