高齢者の水頭症、髄液抜いて改善
高齢化で増加する認知症。病気の原因として患者が最も多いアルツハイマー病の治療法はまだないが、認知症患者の約5%を占める「特発性正常圧水頭症」は治る可能性がある。脳の中に液体がたまり歩行障害や物忘れなどが起こるが、手術で余分な液体を抜けば症状が改善する例も少なくない。診断も簡便になり、手術で歩けるようになれば生活の質も改善する。
脳や脊髄は「脳脊髄液」という無色透明の液体が巡っている。脳で毎日つく...
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