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一日乗車券、元を取るスマート利用術

2011/9/7 日本経済新聞 プラスワン

大都市で美術館や動物園などを巡り歩くときに便利なのが、鉄道やバスの一日乗車券だ。運賃の負担が軽くなるだけでなく、自治体が運営する交通機関だと公共施設の料金割引などの特典が付いているものもある。一日乗車券の使い勝手と、利用の際の注意点をまとめた。

東京都交通局の「都営まるごときっぷ」

首都圏は美術館や博物館が多く、地下鉄など公共交通機関で移動する機会が多い。そのため、一日乗車券の特典もかなり充実している。「都営まるごときっぷ」と東京メトロの「一日乗車券」は、いずれも地下鉄などが乗り放題で、約80施設の博物館、美術館、商業施設などで入場料割引などが受けられる。

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中でも意外とお得度が高いといわれているのが、都営の切符だ。都営は、地下鉄網で比べれば東京メトロより見劣りするものの、約140路線の都バスを使えるのが特徴。「山手線の内側、荒川の西側は歴史的に都バス網が充実している」(都交通局)。都営地下鉄がカバーしていない池袋や渋谷などの主要駅も、都バスで行くことができる。

都営の切符は期間限定で安くなる一日券もある。春や秋の行楽シーズン、年末年始などの休み期間中に発売される。利用は都営地下鉄に限られるが、運賃は大人500円と通常より200円安くなる。

都内の会社員Aさん(36)は8月下旬の日曜日、都営地下鉄の一日券を持って都内を巡った。両国で水上バスに乗り、浜離宮恩賜庭園で散策し、月島で名物のもんじゃ焼きを食べるコース。それぞれの行程で1割引きなどの特典が付いた。都営を使わなければならないため途中う回する区間もあったが、「家族で計800円ほど得した」。

Aさんが使った「『夏』のワンデーパス」は8月28日で終了したが、都は今秋も期間を限って同様の切符を販売する方針。ウェブサイトなどで最新情報を確認したい。

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