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長野・松本 洋館で楽しむ老舗のフレンチ

2011/8/30 日本経済新聞 プラスワン

松本は、「岳都」とも呼ばれる歴史の古い城下町。松本城を中心に街並みが形成されている。

国宝の松本城

特急「あずさ」を降り立った松本駅前。バケツをぶちまけたような夕立があっという間に通り過ぎたあと、青空が広がって、暑い日が少し涼しくなった。

お堀の水がぐるりと回る松本城は、石垣の上に5重6階の天守閣をみせる。明治時代、全国の城が取り壊しになる中でわずかに残った城の一つで、国宝指定になっている。

天守閣へ上ると、槍ヶ岳などの北アルプスの峰々がずらりと並んで望まれる。山の好きな人でなくとも思わず歓声を上げる雄大な自然の景観だ。

明治洋館造りの旧開智学校(重要文化財指定)を見学したあと、レストラン鯛萬へ行って昼食とする。ツタの絡まるアルザス風建築の外観は印象深く、松本を代表する建物の一つ。扉を開けると、重厚な松本民芸家具のテーブルやイスでセットされ、アールヌーボーの画家らの絵が壁を飾る店内は、老舗らしい輝きをみせる。

盛りつけも美しい鯛萬の料理

ランチのAコース(税・サービス料込み5775円)を注文。ジャガイモ、ネギをミキサーにかけ、牛乳と生クリームにペッパーソースとレモン少々を加えたスープ。ひと口すする。いい香りと舌ざわり。季節の野菜を取り合わせた今日の白身魚はタイ。鴨の胸肉のローストと信州牛のパストラミに、デザートとコーヒー。ランチとしては高価だが、店全体の雰囲気も込みの値段と解釈したい。アラカルト料理も各種、用意されている。

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