2011/8/17

暮らしの知恵

生活コラムニストのももせいづみさんはゴミの臭いを抑えるためには「ぬらさないことが鉄則」と話す。一般家庭のゴミの約3分の1が生ゴミで、生ゴミの約80%が水分といわれる。生ゴミに水分が残っていればいるほど腐敗が早まり、悪臭の元となる。

例えば調理の際、皮をむいてから野菜を洗うと、皮をぬらさずにすむ。むいた皮や果物の種などは三角コーナーや排水口にためず、小さなビニール袋にまとめ、口を縛ってその都度捨てる。その時、新聞紙やチラシなどでくるむと水分を吸収できるし、直接生ゴミが見えないため、「ご近所への配慮にもつながる」(ももせさん)。特に生臭い魚の内臓などは、冷凍もお勧めだ。紙でくるんで中身が見えないようにしてから、ゴミ収集日まで冷凍室で保存する。

雑菌の繁殖を抑えるには、重曹や度数の高いアルコールが使える。重曹ならビニール袋1枚につき、大さじ1杯ほどを振りかける。ゴミ箱にウオツカや焼酎を数回スプレーすると菌の繁殖が抑えられる。レモンやグレープフルーツなど、かんきつ系のアロマオイルを数滴たらせば、不快な臭いも中和してくれる。

注目記事