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自宅で作れる 爽やかカクテル何でもランキング夏に映えるラムベース

2011/8/13

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立秋は過ぎたが、まだまだ暑さが続くこの時期、カクテルを楽しんでみてはどうだろう。グラスの中ではじける炭酸や氷の音が、のどの渇きとともに、暑さもいやしてくれる。自宅でも簡単にできる、おすすめの爽やかなカクテルを全国の実力派バーテンダー10人に聞いたところ、ジン・トニックが1位となった。

1
580ポイント
ジン・トニック
氷を入れたタンブラーを、ジン1、冷やしたトニックウオーター3の割合で満たす。カットしたライム(なければレモン)をしぼった後に加え、ガスが抜けぬよう軽く混ぜる。「トニックは昔、暑気あたりの時に、飲まれていた」(水沢泰彦さん)、「簡単に作れ、清涼感がある」(大竹正起さん)。ジンの代わりにウオツカがベースなら「ウオツカ・トニック」、ジンにしぼったライムと皮を一緒に入れ、ソーダ水で満たすと「ジン・リッキー」になるなど多彩に応用できる。
(1)14度(2)中口
2
550ポイント
モヒート
タンブラーにミントの葉(10~15枚)とシュガーシロップ(なければ砂糖をティースプーン2杯)、半分にカットしたライムをしぼった後、軽くミントの葉をつぶす。細かく砕いた氷を加え、ラムとソーダを1対0.5の割合で注ぎ、軽く混ぜる。キューバの代表的カクテルで、文豪、ヘミングウェイが愛したカクテルの一つともいわれる。「ミントとライムの爽快感は夏にぴったりの味わい」(大石正志さん)、「最近、女性の間で人気の高いカクテル」(豊川新二さん)
(1)17度(2)中口
3
400ポイント
ウイスキー・ハイボール
氷を入れたタンブラーにウイスキー1、冷やしたソーダを3の割合で満たし、軽く混ぜる。好みでレモンの皮を加えて、カクテルに香り付けをしてもいい。ウイスキーは冷凍庫に、ソーダもよく冷やしておくとより一層おいしくなる。「コクと深みのあるウイスキーを気軽に楽しめる」(坂入正義さん)定番カクテルの一つ。「ビールが苦手な人にはぴったり。ハイボールは冬より夏の方が合う」(大竹さん)、「レモンスライスを入れてもおいしい」(佐藤章喜さん)
(1)13度(2)辛口
4
390ポイント
カイピリーニャ
ロックグラスにイチョウ切りにしたライムを適量入れ、すりこぎ棒で軽くつぶす。ピンガ(なければラム)1に対し、シュガーシロップ0.2の割合でいれ、細かく砕いた氷を詰めて混ぜる。名称は「田舎の娘」の意味。「ブラジル人が愛するカクテル。ライムをつぶし、好みの味にして楽しむ」(横山和久さん)
(1)27度(2)中辛口
5
380ポイント
フローズン・ダイキリ
ミキサー(ブレンダー)にラム1、ライムジュース0.3、シュガーシロップ0.2、あればサクランボ原料のリキュール、マラスキーノを0.1の割合で注ぐ。砕いた氷3/4カップを加え、ミキサーにかけ、ワイングラスへ。名称はキューバの鉱山の名前にちなむ。「桃などのフルーツを混ぜてもいい」(豊川さん)
(1)8度(2)中口
6
260ポイント
ソルクバーノ
氷を入れたタンブラーにラム1、グレープフルーツジュース1.5を注ぎ、最後にトニックウオーター1の割合で満たし、軽く混ぜる。名称は「キューバの太陽」という意味。ラムのクセをグレープフルーツがほどよく調和させたトロピカルなカクテル。「グレープフルーツのさっぱり感があり、飲みやすい」(佐藤さん)
(1)7度(2)中甘口
7
250ポイント
シャンディー・ガフ
大きめのタンブラーによく冷やしたビール、次に同量のジンジャーエールを注ぐ。ビールの代わりに発泡酒でもOK。名称の由来は不明。「ジンジャーエールのショウガ風味とかすかな甘みが、ほろ苦いビールにマッチ」(横山さん)、「ビールカクテルの定番。飲みやすいので女性におすすめ」(古久根和歌子さん)
(1)2度(2)中甘口
7
250ポイント
モスコー・ミュール
氷を入れたタンブラーかマグカップに、ウオツカ1、ライムジュース0.3、ジンジャーエール2の割合で満たす。「モスコー」はウオツカの本場、ロシアの首都モスクワ、「ミュール」は動物のラバ。ラバにけられたようなパンチのあるカクテルの意味。「炭酸が効いて、夏にぴったり」(品川敬一さん)
(1)12度(2)中口
9
230ポイント
スイカのカクテル
スイカをしぼり、ジュースに。グラス外側の縁半分をスイカの水分で湿らせ、そこに塩を付ける。氷を入れウオツカ1、スイカジュース4の割合で注ぎ、混ぜる。「スイカは水分も多く、スピリッツとの相性もいい」(保志雄一さん)。桃、マンゴーなど、そのほかの旬の果物で作ってもおいしい。
(1)10度(2)中甘口
10
220ポイント
ソルティ・ドッグ
グラスの縁を湿らせ、そこに塩を付ける。氷を入れ冷やしたウオツカ1、グレープフルーツジュース3の割合で注ぎ、混ぜる。塩付けがうまくいかない時は、塩をひとつまみグラスに入れてもいい。名称は「船の甲板員」を指す英語のスラング。「汗をかいた後の塩分補給にもいい」(大石さん)
(1)13度(2)中口

カクテルといえば、巧みなシェーカーさばきを思い浮かべる人もいるだろう。ただ、シェーカーを振り、空気をうまく混ぜるにはそれなりのテクニックがいる。今回対象にしたのはシェーカーを使わず、直接グラスに材料を入れて手軽に作れる「ビルド」タイプのカクテル。ジン・トニックはジンとトニックウオーターだけのシンプルな組み合わせだ。

今回ランク入りしたカクテルをみると、ベースの酒はラム系が目立つ。ミントのグリーンが爽やかさを演出してくれるモヒート(2位)や、フローズン・ダイキリ(5位)、ソルクバーノ(6位)がそうで、カイピリーニャ(4位)のベース、ブラジル産の「ピンガ」もラムと同様にサトウキビが原料。ラムは太陽が照りつける西インド諸島原産の蒸留酒で、夏のイメージとも合う。3位のウイスキー・ハイボールは2009年の秋以降、店頭に缶入りタイプのものも登場し、幅広い層に受け入れられている。

「最近はカクテルの『ライト化』が進んでいる」と話すのは、日本バーテンダー協会関東地区の酒向明浩本部長。カクテルを楽しむ女性が近年、じわりと増加傾向にあることや、消費者の健康志向を反映し、「アルコール度数の高いものは敬遠されがち」という。つまみには「ドライフルーツなどがおすすめ」と酒向さん。カクテルは基本的なものだけで3000ほどあり、フルーツなどで変化を加えればレシピは無限に広がる。自分なりの「オリジナル」づくりに挑戦するのも楽しい。

ノンアルコールも簡単

ノンアルコールのカクテルもできる。7位シャンディー・ガフなら、ビールの代わりにノンアルコールビールを使う。ビールとトマトジュースを合わせたレッド・アイにも応用できる。

ミントの葉をグラスに入れて、すりこぎ棒でつぶし、サイダーを注げば「クールコリンズ」の出来上がり。市販のスティックタイプの氷菓を、包装してある袋の上から軽くたたいた後、グラスに移し、サイダーを加える。ミントの葉を飾り、氷菓のスティックをマドラー代わりにすれば、アルコール抜きの涼しげなカクテルの誕生だ。

炭酸を使うカクテルはタンブラー(細長いグラス)の方が、はじける泡も楽しめ、見た目も爽やか。それ以外はロックグラスなどを使うとよい。


表の見方 数字は選者の評価を点数化。レシピは酒向明浩・日本バーテンダー協会(NBA)関東地区本部長が監修。(1)アルコール度数の目安(2)味わい((1)(2)はNBAの基準に準拠)
 調査の方法 酒向氏の推薦でまず32種類のビルドタイプのカクテルをピックアップ。選者のバーテンダーに、その中から10種類選んでもらい、結果を点数化し集計。選者は次の通り(敬称略、五十音順、カッコ内はバーの名称と所在地)。
 大石正志(BAR MARVELOUS 福岡市)▽大竹正起(BAR MASAKI 北海道北見市)▽古久根和歌子(ルーチェ 愛知県安城市)▽坂入正義(BAR Fortune 新潟県柏崎市)▽佐藤章喜(Dining&Bar Beso 大阪市)▽品川敬一(ポットスチル 秋田県大仙市)▽豊川新二(BAR―TOYOKAWA 徳島市)▽保志雄一(BAR保志 東京都中央区)▽水沢泰彦(Bar Tiare 東京都港区)▽横山和久(Cooktail Bar SAMSARA 岡山市)
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