糖尿病予防にGI値の低い食品を選ぼう

糖尿病の基本的な予防策は、食事療法だ。普段から食べ過ぎないよう節制しなければならないが、何をどのように食べればよいのか、肝心の情報が不足している。専門家の間では近年、各食品に特有な「グライセミック・インデックス」(GI)という値への関心が高まり、カロリーとともに食品選びに生かすべきだとの声が強くなっている。

「低GI」を表示する商品も登場し始めた

東京・西新橋の東京慈恵会医科大学で7月、日本GI研究会が開かれた。2002年に第1回を開催してちょうど10回目を迎えた。チョコレートや甘納豆など10種類のお菓子のGIを調べた結果や、ごはんの前と後にリンゴを食べて血糖値がどのように変化するのかを比較した報告など13件の発表が続いた。

日本でも再評価

研究会設立を呼びかけた1人、田中照二・立川中央病院付属健康クリニック院長は「GIを中心に予防的な食生活を目指す動きが、着実に広がっている」と感想を話す。10年続いた活動に手応えを感じるという。

GIの最大の特色は「血糖値上昇の影響を明確にできること」(田中院長)にある。それは食品のカロリー量からでは判断できないという。代表例は、米やパンなど主食となる食品の比較だ。検診の際に飲むブドウ糖のGIを100とすると、食パンは95、白米70、スパゲティは30で、同じ200キロカロリー相当の量を食べても、血糖値の上がり具合は食パンが高く、スパゲティが低くなる。血糖値管理からすれば、食パンよりスパゲティが好ましい。

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