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蚊に刺されない方法は 13通りを試してみたら

2011/7/29 日本経済新聞 プラスワン

 蚊の季節がやってきた。楽しいバーベキューや木陰での昼寝に水を差し、いつの間にか家にも忍び込んでくる小さな大敵だ。記者(36)が家族で公園に遊びに行くと、いつも4歳と2歳の娘ばかりが蚊に刺される。「お父さんより私の血の方がおいしいから?」と聞かれて困った。どんな人が蚊に刺されやすいのか。「体を張って探ってみよう」と実験に乗り出した。

日本には蚊が約100種類、うち30種ほどが人を刺す

 まずは1人で蚊が多そうな近所の公園に半袖短パン姿で行った。猛襲を覚悟したが2、3匹がフラフラと寄ってくるだけ。拍子抜けだ。子どもは新陳代謝が活発で体温が高いから刺されやすいのだろう。自分の体温を測ると早朝とはいえ35.5度。かなり低い。そこで、少し走って汗をかき、体を温めてから再びトライした。すると10匹ほどがまとわりついてきた。

 「よし。体温を上げた状態でベンチに座り、蚊にくわれにくい条件を試してみよう」。30分間に寄ってくる蚊の数で比較することにした。

 汗をよくかく下の娘をみて、注目したのが汗だ。「こまめに拭けば集まらないのでは?」。露出している腕と脚をおしぼりで拭うと寄ってくる蚊が多少は減る。でも汗がにじんでくると増える。結局、この繰り返しで46匹の着地を許した。次に汗を抑えようと肌が白くなるほどベビーパウダーをふってみたが、40匹とそれほど効果はない。

 「それなら風で強制排除しよう」。体重2~3ミリグラムしかない蚊は強い風にあらがって飛べない。うちわで30分あおぎ続けてみた。結果は47匹とワースト記録。風が当たる部分には近寄れなくても別の場所に回り込み、ひっきりなしに肌に止まる。隙をなくそうとうちわを左右で持ち替えてあおいでもダメだった。効果がない割に忙しく、読もうと持っていった雑誌は1ページも進まなかった。

 疲れてふと横を見ると、背負ってきたリュックサックに蚊が3匹止まっている。汗のにおいと黒い色に引かれたのかもしれない。「これだ」。次の日、黒いシャツとリュックにたっぷり汗を含ませ、ベンチの端に“おとり”として置き、自分は白いシャツに着替えた。ゆったり過ごし蚊を数えるとシンプルな方法が意外に効いて23匹と上首尾だ。

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