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男性更年期、心・体・性に症状

2011/7/15 日本経済新聞 夕刊

やる気がなく、とにかく疲れる。性機能にも衰えを感じる。このような症状を伴う男性で、更年期障害を疑う人は多いのではないだろうか。50代を中心に起こる疾病で男性ホルモンを注射すれば半分の症例は治るが、軽度のうつとの見分けは専門家でも難しい。生活習慣の見直しを、まず心がける必要がある。

大阪市在住の50代の会社員、Kさんは1年前に部署を異動。まじめな性格で仕事に一生懸命取り組んできたが、最近、やる気が出ず出社がおっくうになった。寒いときでも汗をかく。勃起も弱くなってきた。見かねた妻が男性更年期の専門医を調べ、診察に連れていった。

まじめな人に多い

男性更年期障害の症状は心と体、性機能にまたがって起こる。意欲の低下や疲労感、睡眠障害、筋力の低下や冬場でも盛んな発汗。それに勃起の減退などが主な症状だ。

原因はまず加齢。50代を中心に40~60代で見られる疾病で、加齢により男性ホルモン「テストステロン」の分泌が減ることで起こる。ストレスの要因も大きく、脳が男性ホルモンを出さないように作用する。そのため、まじめ、神経質な人に多いともいわれる。

診断方法は主に2つ。一つはチェックシートだ。「ひどい発汗」「不安感」「性的能力の衰え」など17項目のアンケートについて該当する程度を回答してもらい、重症度を調べるのが一般的だ。

もう一つが男性ホルモンの量を調べる血液検査。数値が低ければ男性更年期障害の疑いがある。日本泌尿器科学会などの定めたガイドラインの数値をもとに見極めて、治療することになる。

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