理想の高齢化社会とは 各地でまちづくり始まる

2011/7/10

安心・安全

これから都市部の高齢化が急速に進む。都市は現役世代の生活を前提につくられてきた面が強い。高齢者も安心して住み続けることができるまちはどうあるべきか。生きがいを持って働ける場の提供、入院しなくて済む医療・介護システムづくりなど、総合的な新しいまちづくりの取り組みが一部で始まっている。

千葉・柏「豊四季台地域」 65歳以上が40%

東京のベッドタウンとして発展した千葉県柏市。市内にある豊四季台団地は日本住宅公団(現・UR都市機構)が1960年代に建設した4千戸以上ある大規模団地だ。現在は老朽化が進み、65歳以上の住民が40%を占める超高齢化地区となっている。

この団地の建て替えを機に、高齢化社会のモデル的なまちをつくるプロジェクトが2009年から進んでいる。柏市と東京大学高齢社会総合研究機構、UR都市機構による事業だ。

子どもたちを地域で育てる「かしわっこアカデミー」(仮称)は新プロジェクトの一つ。学童保育と塾を一体化したような一風変わった子どもの居場所をつくる計画で、主な担い手は地域の高齢者だ。教員OBらを雇用し、子どもの指導や送迎・事務などに当たってもらう。早ければ今年中の開設を目指す。

市内の塾と市などが共同で具体化を検討。単なる塾ではなく、社会が未来に向かって続いていくためにはどうすればよいかといった視点から環境問題なども学ぶという。

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