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学んでお得

古着をお得に処分するには

2011/6/22 日本経済新聞 プラスワン

 タンスやクローゼットにいつの間にかたまってしまった古着。その処分に頭を痛めている人もいるだろう。インターネットのオークションで売る方法もあるが、不慣れな人には敷居が高い。最近は送料無料の宅配便を使った買い取りサービスなども登場してきた。ゴミとして出すにもお金がかかる時代、少しでもお得に処分する方法を探った。

 「亡き夫から、ちょっとしたお小遣いをもらったみたい」。宅配買い取りサービスを利用し、タンスの肥やしになっていた遺品の服を処分した東京都内の女性(73)は、約7000円の値がつき、思わずにんまりした。

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 利用したのはデファクトスタンダード(東京都大田区)が運営する宅配買い取りサイト「ブランディア」。ネットや電話で申し込むと、自宅に段ボールが送られてくる。買い取り対象となるのは同社指定の約3100のブランド。該当する衣類を詰めて返送(送料無料)すると、査定額がはじかれる。その額でよければ後日、指定口座に代金が振り込まれ、値が付いたものは同社が転売する。

 「ゴミとして出すのは気が引ける」と長年保管していたが、持っていても仕方がない。「再利用してもらえるなら」と決断、「段ボールに詰めて送るだけの手軽さ」にもひかれた。段ボールにぎっしりと詰めたが、値が付いたのはそのごく一部。それでも「まとめて処分できた」と女性は満足げだ。同社によると、一商品当たりの平均買い取り価格は2000円という。

 指定ブランドに限らず、幅広く買い取ってくれる会社もある。北海道から徳島県までリユース衣料品店「ドンドンダウン」約50店舗を展開するドンドンアップ(盛岡市)もその一つ。全店で古着の店頭買い取りを実施している。持ち込んだものは全量買い取って処分してくれるため、査定金額はさておき、多少なりとも現金を手にできる。

 査定基準を公表していない業者がいる一方で、関東や関西地区を中心に82店舗ある「キングファミリー」の買い取りの査定はいたって明朗だ。

 買い取りは同社の店頭に限られるが、古着ならブランド、ノーブランドにかかわらずすべてOK。同社が再び販売できる古着なら1キロ150円、販売は無理だが資源としてリサイクルできるものは同1円という量り買い。運営するクロカワ(兵庫県高砂市)によると「1回に10キロ前後持ち込んでくる利用者もおり、平均買い取り価格は約500円」という。

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