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どう対処する「地震恐怖症」 動悸、目まい…

2011/6/15 日本経済新聞 朝刊

携帯電話に送られてくる緊急地震速報の警報音も恐怖症を引き起こすとされる

代表的な身体症状には、動悸(どうき)、息切れ、呼吸困難、胸の痛み、吐き気、目まい、冷や汗などがある。心の症状としては地震が怖い、眠れない以外に、一日中地震のことばかり考える、耐震建築の中にいても倒壊を懸念する、一人でいるのが不安といった症状がある。大震災直後には、物資不足や計画停電を気に病む人もいたという。

こうした症状は、ひとりで悩みを抱え込まないで心療内科か精神科を受診することが望ましい。受診に先立って、日本精神衛生学会などが受け付けている無料の電話相談を利用する手もある。被災地の住民が主な対象だが、同学会副理事長の早川東作・東京農工大学教授は「被災地以外からの相談が増えている」と話す。

医療機関を受診すると、心理療法士がカウンセリングをしたうえで医師が投薬するのが標準的な手順だ。山下代表は「女性はカウンセリングでストレスが発散し、症状が改善されることが多い」という。

投薬されるのは一般的な不安障害のほか、うつ病にも使われる抗うつ剤が代表的だ。脳内にあるセロトニンと呼ばれる物質のバランスを改善するのが狙いで、一日一回の服用。精神安定剤や睡眠剤も併用される。男性は一般的にカウンセリングを敬遠し、薬を求める傾向が強いという。

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