朝食に試したいゼリー飲料何でもランキング味と栄養 両立で高評価

この夏は節電のためにエアコンを控える動きが広がり、例年以上に暑い夏となりそうだ。夏バテで食欲が無くなると、ご飯やパンを中心とした朝食はのどを通りにくい。その点、ゼリー飲料ならば飲むだけなので手軽にエネルギーや栄養を補給できる。勤務時間帯を前倒しするサマータイム制度を導入する会社も増える中、早朝の職場で飲むのも一つの選択肢だ。

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747ポイント
「ミニッツメイド 朝バナナ」 日本コカ・コーラ
果汁飲料ブランド「ミニッツメイド」シリーズの1品。バナナ2本分に相当するエネルギーとヨーグルト1個分のカルシウムのほか、5種類のビタミンを含む。バナナ果汁が入っておりフルーツの味と香りが楽しめる。ヨーグルト風味で後味もさっぱり。「果実系の味で早朝でも飲みやすい」(30代女性)と男女を問わず高評価を得た。
専門家からは「ゼリー飲料とは思えない、素材そのものの味。栄養成分も朝食向き」(菊池真由子さん)、「マルチビタミン配合で食べ応えがある。お昼まで空腹ストレスを感じないまま過ごせる」(町田えり子さん)(1)180グラム(2)194キロカロリー(3)180~198円
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663ポイント
「C1000 ビタミンレモンゼリー」 ハウスウェルネスフーズ
「C1000」ブランドの飲料「ビタミンレモン」のゼリー飲料版。レモン50個分のビタミンC1000ミリグラムなど、4種類のビタミンを含む。ほのかに酸っぱいレモン果汁が口の中に広がり、のどごしもさわやか。5月にパッケージをリニューアルし、レモンのイメージを前面に打ち出したデザインに。「さっぱりした味で体にも良さそう」(20代女性)など女性を中心に支持を集めた。
「ビタミンはCとB2、B6が中心。ストレスを感じている人や喫煙者が飲むのに良い」(新出真理さん)、「エネルギー補給に適し、カルシウムの吸収を高めるビタミンCが多く含まれ栄養面でも優れている。味も飲みやすい」(渡辺聡美さん)(1)180グラム(2)124キロカロリー(3)165~189円
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576ポイント
「ウイダーinゼリー エネルギーイン」 森永製菓
1994年に発売されたゼリー飲料の草分け的な商品で、朝食や間食用として利用者も多い。「おにぎり1個分」のエネルギーのほか、8種類のビタミンが入る。さっぱりとしたマスカットの味と香りが漂い、やさしい風味。毎日飲んでも飽きにくい味になっている。消化・吸収が早いエネルギー源「デキストリン」を配合。しっかりと腹持ちもよい。「甘過ぎないのがよい。朝の軽い運動後に飲むのに向いている」(20代男性)と男性からの人気が高かった。
「吸収が良く、すぐに脳や筋肉のエネルギー源になるのがいい。食べてすぐ体に元気がみなぎる感じになる」(菊池さん)、「栄養バランスに配慮したゼリー」(こばたてるみさん)(1)180グラム(2)180キロカロリー(3)155~200円
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573ポイント
「クラッシュタイプの蒟蒻畑ライト ぶどう味」 マンナンライフ
食物繊維6.7グラムを含み、「おなかの調子を整える」として、特定保健用食品(トクホ)の認可を得ている。コンニャク粉を入れてしっかりとした弾力を出し、食べ応えがある。容器を軽くもんで軟らかくすると食べやすくなる。「ゼリーでもかためなのでかんで食べた。独特の食感だが、その分、腹持ちが良い気がした」(20代男性)(1)150グラム(2)39キロカロリー(3)158~168円
5
519ポイント
「カロリーメイトゼリー」 大塚製薬
栄養補給菓子「カロリーメイト」とほぼ同じ量の栄養素をゼリーで取れるようにした。10種類のビタミンのほか、ミネラルやたんぱく質などが入っている。容量が大きく飲み応えがあるが、リンゴ果汁のかすかな酸味がすっきりして飲みやすい。「バランス栄養食を売り物にしているだけに1食の価値が高い」(60代女性)(1)215グラム(2)200キロカロリー(3)178~210円
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516ポイント
「C1000 1日分のビタミン」 ハウスウェルネスフーズ
「C1000」ブランドの飲料「1日分のビタミン」のゼリー飲料版。商品名の通り、13種類のビタミン1日分を配合し、不足しがちな栄養素を補給できる。グレープフルーツ果汁入りで甘さも控えめ。朝にピッタリのみずみずしい味が楽しめる。「サラサラと飲みやすく、手軽にたくさんのビタミンを取れる点がうれしい」(20代女性)(1)180グラム(2)100キロカロリー(3)178~200円
7
480ポイント
「パーフェクトプラス ダイエットマンゴープリン」 明治
スイーツとして人気のマンゴープリンのような濃厚な味わいが特徴。コンニャク成分が入っており、やわらかすぎず、プリンのようなとろりとした食感を生み出している。食物繊維5グラムやカルシウム、ビタミンを含む。「しっかり甘くて、スイーツのような味が楽しめるのに、カロリー控えめなのがうれしい」(20代女性)(1)180グラム(2)50キロカロリー(3)158~204円
8
363ポイント
「ぷるんと蒟蒻ゼリースタンディング グレープ」 オリヒロプランデュ
群馬県産のコンニャクイモを使用し、弾力のある食感。ブドウ果汁の風味が豊かで、果実を食べているような味わいがある。ほかの商品に比べると内容量が少ないので、「食欲がない朝でも気軽に飲めそう」との声も。「コンニャク入りのためか、腹持ちが良く、食感も楽しめた。軽いので歩きながらでも飲みやすい」(30代男性)(1)130グラム(2)49キロカロリー(3)98~128円
9
342ポイント
「ファイブミニゼリー」 大塚製薬
食物繊維を加えた飲料「ファイブミニ」のゼリー飲料版。食物繊維6.5グラムに加え、ビタミンC500ミリグラムやリコピンを含む。洋ナシ果汁入りで、飲料に似たあっさりとしたフルーツ味が特徴。甘さは控えめで後味もさっぱり。「普段から意識している栄養素が含まれており、朝食で摂取できるのがよい」(30代女性)と女性に高い評価。(1)180グラム(2)80キロカロリー(3)180~200円
10
312ポイント
「アミノバイタルゼリー マルチエネルギー」 味の素
1.5グラムのアミノ酸のほか、ビタミンやたんぱく質、食物繊維を含む。エネルギーも比較的多め。体が疲れていると感じる時やジョギングの後など、手軽にアミノ酸を取りたい朝に向いてそうだ。爽やかなリンゴ果汁入り。「パッケージに栄養成分の説明が詳しく書かれており、体に良さそうでお得感がある」(30代男性)(1)180グラム(2)160キロカロリー(3)138~190円

早起きして勉強や運動などに励む「朝活」をする人に、朝食として飲みたいゼリー飲料を試飲して選んでもらった。カロリーゼロやジュースに近い商品もある中、上位に入ったのは味と栄養バランスの両方がそろった商品だった。

味で人気があったのはフルーツの風味を前面に押し出した商品。「冷蔵庫で冷やしてデザート感覚で食べられる」(20代女性)と好評だった。また、コンニャク成分入りの3商品もランクイン。「かみごたえがありカロリーが低いのに腹持ちがする」(30代女性)と食感に支持が集まった。

ゼリー飲料そのものには「いつもはご飯を食べるが食欲が無い日にちょうどよい」「二日酔いの朝に飲みたい」とのコメントが寄せられた。一方で、「朝食には物足りない」という声もあった。

さらに、ランキングとは別に専門家5人にも評価してもらった。順位は1位「ミニッツメイド 朝バナナ」、2位「カロリーメイトゼリー」、3位「アミノバイタルゼリー マルチエネルギー」、4位「C1000 ビタミンレモンゼリー」、5位「ウイダーinゼリー エネルギーイン」。

いずれの商品も一定のカロリーがあるほか、たんぱく質やビタミンなどの栄養素が含まれていることが評価のポイントとなった。逆に点数が伸びなかったのは、カロリーが低い商品。「100キロカロリー以下のものは朝食にはすすめられない」(菊池真由子さん)などと判断された。

頼りすぎ禁物 補助的に

朝食は一日を始める上で脳や体にとって大切なもの。「適度なエネルギーとたんぱく質を取ることが心身の目覚めを促す」(新出真理さん)、「糖などをエネルギーに変えるビタミンやミネラルの確保も重要。鉄分やカルシウムも取れればなおよい」(こばたてるみさん)という。

手軽なゼリー飲料だが、頼りすぎは禁物だ。いずれの商品もエネルギーが低めに抑えられており、渡辺聡美さんは「1個で朝食1人分の栄養価を完全に満たすのは難しい」と話す。町田えり子さんは「できれば生野菜や卵料理、シリアル、発酵食品など、体の調子に合わせて食べ物を1品加えることが望ましい」と補助的な朝食としての飲用を勧めている。



表の見方 数字は選者の評価を点数化。(1)容量(2)カロリー(3)実勢価格
調査の方法 東京都内のコンビニやスーパー、ドラッグストアなどで売られているゼリー飲料の中から売れ筋の20商品を選出。東京・丸の内の市民講座「丸の内朝大学」と情報誌「日経ビジネス アソシエ」の協力を得て、朝活に取り組む男女計50人に送付、試飲後に点数で評価してもらった。また、ランキングとは別に専門家の評価は次の5人(敬称略、五十音順)に依頼。▽菊池真由子(サプリメントアドバイザー)▽こばたてるみ(しょくスポーツ代表)▽新出真理(ヘルスサポート研究会カナン代表)▽町田えり子(料理研究家)▽渡辺聡美(NPO法人「NSC2000」代表)
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