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節電の夏へ 下着の違いでクール感は変わる?

2011/6/8 日本経済新聞 プラスワン

気象庁の予測では「今年は猛暑だった昨年よりはましだが、平年よりは暑くなる」とか。おまけに原子力発電所の事故の影響で、節電が重要課題の一つだ。職場の空調が抑え気味となり、暑さに苦しむ機会は増えそうだ。記者(49)は夏場は素肌にワイシャツ派だが、ひんやりをうたう機能性下着などの違いで涼しさがどう変わるか、実験に乗り出した。

機能性下着の素材はポリエステルやキュプラなど。少しでも夏を涼しく過ごすためのグッズとして注目株の一つになっている。

自宅でひんやり感がどれだけ持続するか調べた。関東地方は梅雨入りし肌寒い。やむをえず暖房で室温を28度にし、ワイシャツに機能性下着や綿100%の下着を着た時と素肌にまとった時とで比べた。

用意した機能性下着はポリエステル100%と、キュプラやポリエステルなどが混ざった2種類。身につけると、確かにひんやりする。これが「接触冷感」なのか。持続すれば確かに心強いと期待した。

28度の部屋は暑い。綿の下着の場合、身につけてものの3分ほどで人肌と変わらなくなり、その後は多少暑苦しさを感じた。

機能性下着に着替えると約20分、ひんやり感を体感できた。でもそれ以降は大して変わらない。「実力はこの程度か」と思ってしまった。素肌に直接シャツをまとった方が、シャツの内側にすき間があり涼しく、終始快適だったからだ。

とはいえ、夏の盛りには一歩外に出た瞬間、汗が噴き出してくる。そこで自宅周辺をジョギング、体を熱くして「暑い夏に外回り」という疑似的な職場の状況をつくった。

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