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生態がよくわかる動物園

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サバンナの臨場感に歓声

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NIKKEI STYLE

本来の生息する状態に近づけたり、動物が喜ぶ人工的な器具や設備を与えたり、と動物が快適に感じる環境を取り入れる動物園が増えている。全国の生態がよくわかる動物園の中から、大人も子どもも楽しめるところを専門家に選んでもらった。

490ポイント
天王寺動物園「アフリカサバンナゾーン」(大阪市)
 草食動物と肉食動物のエリアで構成、アフリカの草原地帯を歩きながら動物を眺める。草木の中で動き回るライオン、キリン、シマウマなどの姿を一望できる。顔を付き合わせるような近さで、ライオンやハイエナをガラス越しに見ることも。「日本で唯一、ガラス越しに水中でのカバが間近に見られ、迫力ある動きに驚く」(内山晟さん)、「景観を植栽や岩山などで巧みに再現し、サバンナの生態系をうまく伝えている」(宮下実さん)(1)500円(2)月曜(3)06・6771・8401(4)地下鉄動物園前駅から徒歩約5分
470ポイント
旭川市旭山動物園「あざらし館」(北海道旭川市)
 大水槽とアクリルガラスの円柱水槽が水路でつながっており、生き生きと泳いでいる姿を様々な角度から観察できる。屋外の漁港を模した場所で寝る姿や、顔を出しながら泳ぐ姿を見られる。「動物と人間のどちらが見られているのか分からないほど、動物の自由な行動を誘発している」(片山めぐみさん)、「冬期には流氷の押し寄せた港を再現し、生息環境に近い状況での様子がよくわかる」(若生謙二さん)(1)800円(2)4月28日まで(3)0166・36・1104(4)JR旭川駅からバス約30分
370ポイント
長野市茶臼山動物園「レッサーパンダの森」(長野市)
 ウラジロモミなど生息地にある樹木の登り下りをくり返すなど、レッサーパンダが活発に行動している。擬岩や擬木を一切使わず、植栽や小山を配置し、借景の山並みが臨場感を増す。室内はやぐらやはりなどを組み合わせ、観客の頭上を歩く姿も。「レッサーパンダの本領は樹上での振る舞いにある。野性味を実感できる」(森由民さん)(1)500円(2)12~2月の月曜(3)026・293・5167(4)JR篠ノ井駅から車で約15分(土日祝日はバス運行)
290ポイント
よこはま動物園ズーラシア「チンパンジーの森」(横浜市)
 ウガンダの森でチンパンジーに出会う設定で、森の園路を歩いて探す。木に登ったり、葉を食べたりするなどの行動や倒木の中のハチミツを枝でなめる姿を間近に。「奥のビューポイントから、木立の間をゆったり動くチンパンジーを観察できる」(森さん)(1)600円(2)火曜(4月26日、5月は開園)(3)045・959・1000(4)JR中山駅などからバス約15分
280ポイント
愛媛県立とべ動物園「アフリカゾウの家族」(愛媛県砥部町)
 母親と子どものゾウの群れと遊動するオスなど、野性的な行動の生態を見られる。1匹目の子どもは日本で唯一、人の手で育てられた。食べ方をしつけたり、じゃれあっていたりする様子を間近に。「家族集団の暮らしぶりがよくわかり、入園者の心を打つ」(宮下さん)(1)450円(2)月曜(3)089・962・6000(4)伊予鉄道松山市駅からバス40分
270ポイント
千葉市動物公園「フクロテナガザル」(千葉市)
 大きいのどぼとけをふるわせてオスとメスが鳴き交わす声は、数キロ先まで聞こえる。飼育場では樹林の枝に腕でぶら下がりながら、素早く渡る様子を間近に。「浅い堀で外部と隔てただけの飼育場は開放感がある」(片山さん)(1)500円(2)月曜(3)043・252・1111(4)千葉都市モノレール動物公園駅からすぐ
260ポイント
札幌市円山動物園「エゾヒグマ館」(札幌市)
 エゾヒグマの走る速さや体の大きさをダイナミックに感じられるよう、飼育場の丘や岩場の構成を工夫。プールに放した活魚を器用にとって食べる姿も時には見られる。「丘の上から手前に向かって生き生きと走り回っている」(若生さん)(1)600円(2)なし(3)011・621・1426(4)地下鉄円山公園駅から徒歩約15分
250ポイント
恩賜上野動物園「アイアイの森」(東京都台東区)
 アイアイはマダガスカルに生息する夜行性のサルで、日本で会えるのはここだけ。施設内を暗くしており、飛びまわって活動している様子を観察できる。長い中指で竹筒の中の幼虫をほじる姿が愛らしい。「明るくした部屋で、寝ている様子も見られる」(やきそばかおるさん)(1)600円(2)月曜(3)03・3828・5171(4)JR上野駅から徒歩約5分
240ポイント
市川市動植物園「オランウータン」(千葉県市川市)
 堀で仕切っただけの屋外と、オリの中に木の幹を模したポールやホースを配置し、地上歩行よりは空中移動を好む本来の動きを引き出した。オリでは動物をより近くで見られる。「消防ホースをひねって作った運動具は、海外の動物飼育施設でも採用されている」(綿貫宏史朗さん)(1)420円(2)月曜(3)047・338・1960(4)JR市川大野駅からバス約15分
10
220ポイント
高知県立のいち動物公園「ジャングルミュージアム」(高知県香南市)
 屋内施設でありながら、本格的な熱帯雨林の環境を再現した。金色のたてがみを持つドウグロタマリンなどの希少動物や、ウンピョウ=写真、オオアリクイ、マレーグマなどを見られる。中南米と東南アジアのゾーンがあり、時間によってスコールが降るなどの演出も。(1)450円(2)月曜(3)0887・56・3500(4)土佐くろしお鉄道のいち駅から徒歩約20分

動物園に本来の生息環境を取り入れる動きは、米国で30年ほど前から発展した。1999年開業のよこはま動物園ズーラシアは、この理念を日本で初めて全面的に採用した動物園として知られる。ただし「園路沿いの植栽は多いものの、森林の中で動物に突然出会うような臨場感を味わえるレベルには、当時は達していなかった」(選者の若生謙二さん)という。

1位の天王寺動物園はこの点に配慮し「アフリカサバンナゾーン」を2000年に一部完成させた。現地調査に基づき、似た植物や岩山などを配置。入り口付近の通路から少しずつ来園者の期待感をふくらませ、急に視界が開けて動物が見えるポイントを用意している。動物は来園者の正面か、見上げる位置にいて、臨場感を増す仕掛けだ。

同様の視覚的な配慮をした動物園が、今回3、10位に入った。また、ズーラシアが09年に完成させた4位の「チンパンジーの森」でも、同様の工夫が施され、人気となっている。

一方で、旭山動物園は97年、人工的な設備も使いつつ、動物の行動を引き出す手法を取り入れた。2位に入ったあざらし館は04年に完成し、動きを間近で見られる水槽が話題を集めて入園者の急増につながった。「トレーナーがいなくても、動物本来の動きを引き出すことができる究極のコントロール」(選者の森由民さん)とされる。9位の市川市動植物園の「オランウータン」でも類似の取り組みをしている。

本来の生態に近づけたものとして、車中から見学するサファリ式の施設もあるが、今回は対象外とした。

動物の能力を目の当たりに

そのほかにも生態の見せ方に工夫を凝らした動物園は多い。到津の森公園(北九州市)では、岩山を駆け登り倒木の上を歩くといった、ヤギ本来の運動能力の高さを引き出す工夫が関心を集めている。

富山市ファミリーパークには、ニホンアナグマの穴を掘るという行動を観察できるコーナーがある。東京都の多摩動物公園(日野市)では、モグラの土の中での行動をアクリル板越しに見たり、金網で作ったトンネルを走り回ったりする様子が間近に見られる。

京都市動物園の京都大学と連携したチンパンジーのコーナーもユニーク。タッチパネル式のコンピューターを使って数字の順番などを学び、知性を引き出す様子を公開している。


 表の見方 数字は選者の評価を点数化。内容説明は4月21日時点(動物の体調などで変更も)。(1)大人の入場料(1日券)(2)当面の休園日(2、4、7位を除き、休日の場合は翌日が休園、年末年始の休園あり)、ゴールデンウイーク中は特別営業あり(3)問い合わせの電話番号(4)交通手段
 調査の方法 展示方法に工夫があり、動物の生き生きとした様子を、なるべく近くで見られる動物園35施設を候補に選出。そこから専門家に上位10施設を選んでもらった。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。写真は動物園提供。
 内山晟(動物写真家)▽片山めぐみ(札幌市立大学デザイン学部専任講師)▽佐々木司郎(「動物園ぴあ」編集長)▽佐々木隆(オールアバウト動物園ガイド)▽実吉達郎(動物研究家)▽宮下実(近畿大学先端技術総合研究所・教授)▽村田浩一(日本大学生物資源科学部教授)▽森由民(動物園ライター)▽やきそばかおる(動物写真家)▽若生謙二(大阪芸術大学環境デザイン学科教授)▽綿貫宏史朗(動物園学研究家)

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