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スマートフォン、3つの節約術

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NIKKEI STYLE

東日本大震災では家族の安否確認にインターネット上のメールサービスや「ツイッター」などの交流サイトが活躍した。これらのサービスを簡単に使えるスマートフォン(高機能携帯電話)の購入を検討している人が増えている。スマートフォンを利用しながら通信料金を割安にする3つの節約術をまとめた。

(1)2年で乗り換え

「インターネットの強さを実感し、スマートフォンの購入を決めた」。千葉県に住む会社員Aさんは震災後、携帯電話をスマートフォンに買い替えた。地震直後、利用が集中し携帯電話のメールや電話がしにくくなったが、グーグルが運営する無料メールサービスや「ツイッター」は問題なく情報のやり取りができた。スマートフォンの新機種は通常5万~6万円ほどするが、同じ価格の従来型携帯と比べると、初めの2年間はスマートフォンの方がお得だという。

携帯各社はスマートフォンへの買い替えを促すため、一定のサービスへの加入などを条件に、購入時に月々の料金から一定金額を割り引く制度を設けている。NTTドコモは「月々サポート」、KDDI(au)は「毎月割」、ソフトバンクは「月月割」と呼んでいる。図Aは、4月時点で一括購入時の価格帯がほぼ同水準だったドコモのスマートフォン「ギャラクシーS」と従来型の携帯電話「F-01C」のおおよその年間支払額を表した例だ(無料超過分の通話料は含まず)。端末価格は東京都内の大手家電量販店の販売価格で試算した。

ネット閲覧などのデータ通信を利用料の上限まで使った場合、料金は従来型よりスマートフォンの方が高い。ただ「ギャラクシーS」を購入すると月々サポートで24カ月間、一定額が割り引かれる。図Aのように他社携帯から番号をそのままで機種変更する「ナンバーポータビリティー」で乗り換えた場合、4月時点では月々1232円が割り引かれ、年間だと2年目まではスマートフォンの方が従来型携帯より安く済む。つまり2年間使って他社製品に乗り換えると通信料を節約できる。

ドコモとauの制度は新規契約や同一会社内の機種変更より他社への乗り換えの方が一般に割引額が大きい。普通、乗り換えの際メールアドレスの変更が手間だが、スマートフォンはインターネットメールも使えるので、他社に機種変更しても同じアドレスの利用が可能だ。

(2)「家族割」+2台所有

都内に住む会社員Bさんは昨年末、従来型の携帯電話を使いながらスマートフォンを買い増した。「従来型を家族との通話用に残したかったから」という。通信費が倍増しそうだが、2台をうまく使い分けることでコスト増を抑えることは可能だ。

秘訣は従来型を通話専用、スマートフォンをデータ通信専用にすることだ。各社のサイトでは通信料金を試算できる。これを使って算出すると、例えばauの場合、家族と月30分、家族以外の他社携帯と月90分通話し、かつデータ通信を頻繁にすると月約8300円かかる。

一方、使いわけで2台持つといくらかかるのか。1台目の従来型携帯のデータ通信料は利用に応じて金額が変わる「ダブル定額」が一般的なので、データ通信部分はネット閲覧をせずメール利用も抑えれば、月々の使用料は3601円に下がる(表B参照)。2台目のスマートフォンはほとんど通話をしないプランで契約する。データ通信を上限まで利用すると月6555円。2台分で1万円強なので、1台でデータ通信を頻繁にやった際と比べると月プラス2000円弱で2台使える計算だ。

Bさんのように家族との通話が多い場合、2台持ちはさらに得だ。家族でauに加入し家族割を使って主に家族間で通話する場合、使用料は月1515円。さらにソフトバンクのiPhoneを契約すると月5713円で、合計7000円強で2台使える。iPhone1台にした場合、au携帯の家族との通話は1分数十円の通話料がかかる。つまりソフトバンク以外の携帯と月30分程度話すと2台分の料金7000円を超える。

表Bでは一定の条件で通話がお得な会社とデータ通信がお得な会社を組み合わせて2台持つ場合を試算した。家族との通話が主体の場合、ドコモかauの従来型携帯とiPhoneを持つのが最安の組み合わせになるようだ。家族以外の他社携帯への電話が多い人は10分以内の通話が最大月500回まで無料というウィルコムのサービス(月2430円)を使う手もある。

(3)「スカイプ」活用・パソコンモデムに

都内で働く韓国人Cさんは、スマートフォンに通話ソフト「スカイプ」をダウンロードし、韓国の両親との通話にインターネット電話を使っている。この利用者同士であれば、海外にかけても通話は無料だ。「スカイプ同士」でなくても、世界中の固定電話と1分2~3円程度で話せる。

スマートフォン一つで家にインターネット回線を引かずに済ませる手もある。スマートフォンを外部モデムとして使い、パソコンや携帯ゲーム機を常時ネット接続させる「テザリング」という方法だ。外部機器をネット接続する際に使う無線LANルーターの機能を備えたスマートフォンが充実してきた。現在はイーモバイルが端末を提供しているほか、4月中旬にauがテザリングができるスマートフォン「EVO(イーボ)WiMAX」を売り出す予定だ。

これらのスマートフォンを使って外部パソコンをネットに接続させれば、自宅で新たにネット接続サービスを契約する必要がない。auの新機種では、月525円の追加料金でWiMAXを使ったデータ通信ができる。

自分がよく電話する相手先の数や通信会社、データ通信の頻度などを分析して通信会社の乗り換えも検討すれば、通信料を抑える助けになる。途中でサービスや機種を変更すると割引が受けられなくなったり解約料がかかったりすることもあるので、十分に調べることも大切だ。

(甲原潤之介)

[日本経済新聞朝刊2011年4月10日付]

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