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文化・芸術で支援の輪 U2、レディー・ガガら「SONGS FOR JAPAN」

2011/3/29 日本経済新聞 夕刊

東日本大震災の被災者を支援する取り組みが文化・芸術の分野で広がっている。チャリティー公演の開催や義援金の募集などのほか、精神面での支援に向けた動きも始まった。

沖縄国際映画祭では吉本興業のタレントたちが募金をよびかけた

地震発生から3日後の14日。福島県三春町在住の作家、玄侑宗久さん原作で、同町で撮影した映画「アブラクサスの祭」を製作した映画製作会社オフィス・シロウズ(東京・新宿)はいち早く動いた。押田興将プロデューサーのもとに、同町の職員から避難所の生活物資が不足しているというメールが届いたからだ。

ツイッターで物資を募ると、1日で映画関係者や主演のスネオヘアーさんのファンら38組から粉ミルクやおむつ、紙製品などが集まった。押田さんらは2台のトラックで夜を徹して一般道を走り、16日朝に同町に届けた。「お世話になった三春の方々の役に立ちたかった」と押田さんは語る。

被災地に関わる映画の製作者らによる支援は続く。昨秋、宮城県内でほとんどを撮影し地元の人々もエキストラで出演した「エクレール お菓子放浪記」の製作者は、4月下旬から東京、福岡、関西地区でチャリティー上映会を開催する。青森県を舞台にした「津軽百年食堂」は、映画に登場する八戸市の漁港が津波で被災。製作委員会は収益の一部を寄付にあてる。

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