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大人のニキビ 体調映すバロメーター

2011/3/12 日本経済新聞 夕刊

 大人の顔にも赤いニキビはできる。思春期のころとは違い、生活習慣やストレスなど、様々な原因が重なって起こる。新年度を迎える今の季節、職場環境などが変わり、ニキビが増えてしまう人も多いという。

 通販化粧品大手のオルビス(東京・品川)が20~30代の女性1656人を対象に実施した調査では、20歳以降にニキビができた経験がある人は93%にのぼる。「働く女性を中心に、大人になってからニキビができ始めたという人も少なくない」(オルビス)という。

女性にできやすく

 ニキビができる仕組みは思春期でも大人でも共通する。毛穴が詰まって皮脂や老廃物がたまり、毛穴の中でニキビの原因になるアクネ菌が増える。菌が炎症を起こす物質を出し、腫れて赤く盛り上がる。

 だが、その原因は年代によって違う。思春期ではほとんどの場合、男性ホルモンの働きが一時的に活発になって起こる皮脂の過剰分泌だ。ホルモンのバランスが落ちつくと、ニキビも自然に治まる場合が多い。

 一方、大人の場合は、原因が多岐にわたる。慶応義塾大学医学部皮膚科の海老原全准教授は「ストレスや睡眠不足、それに不規則な生活習慣が、重大な悪化因子だ」と指摘する。年を重ねていくと肌の新陳代謝や保湿機能は徐々に衰え、こうした要因が拍車をかけ、古い角質が厚く硬くなって毛穴の詰まりを引き起こす。ホルモンのバランスも乱れてしまい皮脂の分泌に影響する。

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