LOH症候群は男性ホルモンの著しい減少が原因で起きる。2007年に日本泌尿器科学会と日本メンズヘルス医学会が「診療の手引き」を作成した。国内ではまだ比較的新しい病気の概念だ。

性機能が損なわれるほかに、「やる気がない」「へんな汗をかく」「動悸(どうき)息切れする」といった様々な変調が体にあらわれる。

国際医療福祉大の岩本晃明教授が数年前まで勤務していた病院の「男性更年期外来」で受診した約340人を調べたところ、主症状として「集中力低下」「無気力」「不眠」が多かった。

左上に「診療の手引き」を基に作成したLOH症候群かどうかをみる質問票を載せた。家族が気づく症状もあるので参考にしてほしい。

メタボと関連も

男性ホルモンは主に精巣から分泌され、20代をピークに次第に減少していく。ただ、その量や減り方には個人差が大きい。仕事で大きなストレスがかかったり、定年で社会的な居場所がなくなったりした時に、減少するともいわれている。

筋力の維持や攻撃性といった「男らしさ」をつかさどるホルモンとして知られるが、最近では様々な生活習慣病にも関連しているのではないかとみられている。