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「大人風」手作りチョコ、失敗しないコツ

2011/2/10 日本経済新聞 プラスワン

目前になったバレンタインデー(14日)。百貨店のチョコレート売り場には宝石のように光り輝くチョコが並び、にぎわっている。でも、気持ちを届けるなら心を込めた手作りチョコに挑戦したい。しかも、手軽に買える板チョコを「高級そうなチョコ」に変身させられないか。試してみた。

「確か、溶かして固めるだけだったはず」。チョコ作りは小学生のとき以来の記者(29)。20年ほど前の記憶を頼りに、自宅でチョコ作りにとりかかった。100円の板チョコを割ってボウルに入れ、溶かすために電子レンジの中へ……。

ほどなく甘い香りが家の中に広がる。それが、2分を過ぎたころ香りに異変が。焦げたにおいが鼻に届いたのだ。「えっ!」。慌ててレンジのドアを開けると、チョコはボウルのなかで黒焦げに。急いで開けた窓からは寒い夜風が吹き込み、心まで冷え切った。

表面の白い線やぱさつきと苦闘

レンジに懲りて、今度は湯せんでチョコを溶かして何度か作り直してみたが、固まると表面に白い線が現れたり、ぱさぱさとした食感だったり。

先が思いやられるのでアドバイスをもらうことに。「チョコはデリケートなんです」と開口一番、記者の気を引き締めてくれたのはロッテでチョコの商品開発を担当する田所啓次さん。きちんと固めるのに何より大切なのは、溶かすときのチョコの温度管理(テンパリング)だという。

明治製菓菓子商品企画部の專田崇雄さんも「温度管理をすることで、チョコの成分である油脂の結晶の形がそろう」と教えてくれた。ただ溶かして固めるだけでは結晶が不ぞろいになり、仕上がりの見た目や口溶けに影響するそうだ。

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