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革靴をピカピカにしたい 光らせるコツ伝授

2011/1/28 日本経済新聞 プラスワン

手ごろな値段の靴を履きつぶすか、少し値の張る靴を大事に履くか。どちらも一長一短だが、奮発して良い物を買ったのに、しばらくすると手入れが怠りがちになることも多い。記者(30)もその1人だが、せっかくなら長く大事に、そしてきれいに履き続けたい。革靴をピカピカにする技の習得を目指してみた。

顔が映るほどピカピカに(右)。磨く前(左)と比べると違いは明らか

汚れを払い、クリームや靴墨を塗り、布で磨く。自己流でもそこそこきれいになるが、輝きはいまひとつ。専門の靴磨き店では「鏡面磨き(ハイシャイン)」と呼ぶ技を使い、2千円前後でつま先を鏡のように光らせてくれるという。そのレベルに近づきたい。

人の肌と同じく 普段の手入れを

革靴といっても天然皮革と合成皮革、天然でも種類は色々だが、今回は紳士靴などで一般的な天然のスムースレザーを磨くことにして、まず専門家を訪ねた。

「磨きとケア(手入れ)は違う。まずはしっかり汚れを落とすこと」。こう話すのは靴ケア用品卸「R&D」(東京都台東区)のシューケアマイスター、吉岡将志さん。百貨店の靴売り場で靴磨きを担う職人だ。古いクリームや汚れを落として靴に潤いを与えるのがケア。プラスアルファで光らせるのが磨き。前者は乳化性クリーム、後者は靴墨と聞いて思い浮かべる人も多い缶入りの油性ワックス(ポリッシュ)と、使う用品も異なる。

化粧に例えると、クレンジングですっぴんにしてファンデーションで土台を作り、チークや口紅などで仕上げるようなイメージ。靴を光らせるだけならワックスを重ねればよいが、天然皮革を長く大事に履くためにはその前の手入れが重要で、どこか人間の肌と似ている。靴に厚化粧を続けるのは薦められず、普段の手入れが大切だという。

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