内閣のしくみってどうなってるの?

「何の担当の大臣なのか、最近は代わるたびに覚えるのがたいへんね」。新しくなった内閣の一覧表を新聞で見たお母さんがつぶやくと、ニッくんも「大臣って、総理大臣を含めて18人もいるんだなあ」と、表に見入った。すると、お父さんが「よく見てごらん。大臣の担当の数はもっと多いぞ。人数の倍近くの33もあるよ」と、話を始めた。

18人の大臣が33の担当を分担

お父さん 内閣のメンバーは全員、国務大臣っていうけど、その数は総理大臣のほかに最大17人までって法律で決まってるんだ。

ニッくん 大臣が33人いてもよさそうだけど。

お父さん 人数が多すぎると話がまとまらないこともあると思うよ。それで、総理大臣を含めて18人の大臣が33の担当を分担している。新しく入閣した経済財政担当大臣の与謝野(よさの)馨(かおる)さんは、社会保障・税一体改革担当大臣でもあるし、少子化対策担当大臣、男女共同参画担当大臣でもある。

ニッくん どれも担当大臣って名前だね。

お父さん 大臣は2つのタイプがあって、一つは財務省や外務省、警察を管理する国家公安委員会など国の役所のトップの人。もう一つが特命担当大臣だよ。

ニッくん 特命って、なんかかっこいい。

お父さん 特命大臣も2通りあって、2001年にできた内閣府特命担当大臣と、それ以外の政策課題に応じて置く特命担当大臣がある。食の安全とか少子化対策とか、国民の関心事が増えたことが内閣府特命大臣ができた背景なんだ。

ケイちゃん 特命大臣の数は決まってるの?

お母さん 内閣が必要に応じて置く大臣だから、内閣が代われば担当の数も変わることがあるわね。ただ、沖縄・北方対策と金融、消費者・食品安全の3つの特命担当大臣は必ず置くことになってるわ。