納得の住まい、欲しい設備は?何でもランキング省エネ・“家事楽”で快適

2011/1/8

何でもランキング

年末年始を住み慣れた自宅や実家でゆっくり過ごし「今年こそ、ここをもう少し快適にできたら」と感じたことはなかったろうか。とはいえ工事を伴い、金額も決して安くないので「失敗したくない」という思いがブレーキをかけがち。そこで家の購入やリフォーム経験者へのアンケートから、導入して良かった設備をランキングしてみた。

回答で目立ったのは「オール電化」(1位)や「複層ガラス」(10位)に代表される「光熱費が安くなった」「冷暖房の利きが良くなった」など省エネ・節約効果への満足。「浴室暖房乾燥機」(2位)「食器洗い乾燥機」(3位)といった「家事の手間を軽くする」“家事楽”ニーズに応える設備も上位に並んだ。

「住まいの設備を選ぶ本」(リクルート)編集長の田中久美子さんは「こうした製品は便利になったと実感しやすい」と話す。実際、省エネ、節約、家事楽は最近のキーワードでもある。

住宅エコポイント制度が2010年に始まったこともあり「エコや省エネに対する消費者の意識が高まっている」(三井のリフォーム住生活研究所所長の西田恭子さん)。また中古を買って手直しするという選択肢が広がり「複層ガラスや断熱材など古い住宅に足りない性能を追加し、長く住めるように手を入れる動きも目立つ」(西田さん)。電力の買い取り制度もある太陽光発電や、お湯の冷めにくい高断熱浴槽なども人気だ。

このほか家事楽関連で人気が出始めているのが、日々の掃除やメンテナンスに関するもの。「汚れにくくするコーティング技術が進歩し、自動で掃除してくれるレンジフードなども出てきており、家事の時短をサポートしてくれる設備は注目」(田中さん)という。

アンケートでは失敗例も聞き、設置当初は便利だった設備の盲点も見えた。1位の「食器洗い乾燥機」は、洗い物の多い大家族には向くが、少人数世帯では使わなくなったケースも多い。2位の「床暖房」は設置方法の後悔が目立った。暮らしてみないと分からないことは多く、百点満点とはなかなかいかないようだ。


表の見方 右端の数字は調査結果を点数化したもの。
 調査の方法 インターネット調査を2回にわたって行った。最初に導入して良かった住宅設備にどんなものがあるか、日経生活モニターに予備調査を実施。その結果を基に「その他」を含めて約60項目の選択肢を作成した。
 続いて12月上旬、インターネット調査会社のマクロミルを通じて、過去5年以内に戸建て住宅やマンションを新築(注文・建て売り・分譲)で購入した、もしくは建て替え・全面リフォームした人を対象に調査を実施。有効回答数は戸建て、マンションとも各515。以前使っていたものや標準仕様の設備と比べて、使い勝手が良く重宝している設備をあてはまるだけ挙げてもらい、その中から「最も良かった設備」も選んでもらった。同じように「導入して失敗した設備」についても聞いた。