「自宅クリーニング」で節約

年末年始シーズンを迎え、大掃除のついでに秋物衣料をしまって真冬用の服装に全面移行しようと頑張っている人も多いのでは。この機会に秋物をまとめてクリーニングに出すと、クリーニング代はかなりの額になる。ただちょっとした工夫で自分で洗濯してみると、費用を抑えられる場合も。「自宅クリーニング」で節約する方法を考えてみた。

クリーニング代をうまく減らすコツは何か。節約アドバイザーでオールアバウト「生活・家事ガイド」を務める矢野きくのさんは、「まず第1は、自宅で洗濯できない素材の服をできるだけ買わないよう心がけること」と助言する。

自宅で洗えない服だとクリーニング店にお願いするしかない。しかし、素材によっては自分で洗うことでも満足のいく仕上がりが得られるものもある。ライオン生活者行動研究所の研究員、工藤千草さんも「最近の節約志向を受けて、おしゃれ着でも家庭で洗える商品は増えている。『クリーニングに出す』という選択肢以外に、自分で洗えないかどうかも確かめてみて」と話す。

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家庭で洗えるかどうかを見分ける方法からチェックしよう(表A参照)。手がかりとなるのが「洗濯表示」と呼ばれるタグだ。服の内側を見ると、大方の服には取り扱い方法を記した絵表示が見つかるだろう。洗濯機や手洗いのマークがあれば家庭で洗えるという意味だ。今までよく確かめていなかった服を改めて調べてみると、自分で洗っても大丈夫なものがあるはずだ。

そのうえ洗濯機や手洗いの表示がなく、さらに「水洗い不可」という表示であっても実は家で洗える商品もある。気をつけたいのは次の5点。(1)絹(シルク)、レーヨンなどとこれらの混紡品、毛皮、皮革製品(2)プリーツやしわ加工などがある(3)スーツやジャケットなど芯地を多く使い、形崩れしやすい(4)色落ちする(5)素材や洗い方が確認できない、アイロンがけが難しい――だ。この5点にあてはまる場合は、専門技術を持つクリーニング店に依頼するのが無難だろう。

実際に自分で洗うことにした場合は、おしゃれ着用の中性洗剤を使うとよい。中性洗剤は普段使っている弱アルカリ性洗剤に比べて「繊維を傷めず、色あせや形崩れを防ぐ。大切な衣類は中性洗剤で洗うのがいい」と工藤さんは勧める。

衣類以外でも、例えば毎日使う布団も自宅で洗えるのは同様だ。掛け布団や毛布、こたつ布団などを自宅の洗濯機で洗うことを考えてみよう。もちろん家庭用洗濯機では大きすぎて洗えない場合もある。乾燥も時間がかかって大変だ。そんな時は「コインランドリーを利用してみては」と矢野さんは話す。

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