また、手っ取り早い予防法は、牛乳やヨーグルトなど乳製品をとることだ。アミノ酸は悪酔い防止の効果もある。チーズたっぷりのピザやグラタン、冷ややっこ、揚げだし豆腐、枝豆、卵料理、ロールキャベツなどを、肉や魚と一緒に食べると良い。

肝臓によいタウリンは貝類やイカ・タコに多く、イカ刺し、するめ、たこ焼き、あさりの酒蒸しもお勧め。アルコールは脂肪に溶けやすいので、サラミや鳥の空揚げなどをつまみにするのも良い。おでんや大根サラダは胃を守り、アミラーゼを増やし、膵臓(すいぞう)の働きを助ける。

深酒は消化管の働きを低下させる。水分は排せつできずにたまり、「水毒」となる。血液がドロドロになってスムーズに流れないので、血液循環も悪化し、体温が低下、風邪を引きやすくなる。殺菌効果の高いにんにく料理やビタミンCを多くとることは風邪や冷えの予防になる。

飲んだ翌日は早めに水分をとり、吐き気予防の効果があるウーロン茶や利尿作用のある紅茶を飲もう。体を温めて、血行を促進するキャベツ、かぼちゃ、かぶのほか、肝臓の働きを助けるあさりやしじみのみそ汁を食べよう。

(東京ミッドタウンクリニック 特別外来医師)

[日経プラスワン2010年12月11日付]

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