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中途失明原因1位の緑内障 新点眼薬で差し忘れ防止

2010/12/11 日本経済新聞 夕刊

今年に入って緑内障の新しい点眼薬が相次いで登場した。作用の異なる2成分が混ざった配合剤で、「目薬の差し忘れが防げる」と好評だ。緑内障は中途失明の原因1位。自覚しづらいこともあって対応が遅れることも多く、早期発見と治療が欠かせない。

緑内障の新しい点眼薬

MSDが製造し参天製薬が6月から発売した緑内障治療薬「コソプト」。コソプトのシェアが5割弱で、残りをファイザーの「ザラカム」と日本アルコンの「デュオトラバ」が分け合う。どれも1日1~2回の点眼で済む。

緑内障の治療では、これまで症状の進行度合いに応じて、複数の点眼薬を併用するのが主流だった。2種類以上の薬を併用する場合、朝、昼、夜に分けて複数回の点眼が必要になる。新家真・公立学校共済組合関東中央病院長は「1日1~2回点眼する場合は9割の人が点眼回数を守れるが、1日3~5回に増えると、守れる人は半分に減る」と説明する。

点眼薬は決められた回数をきちんと差さないと、目的の効果が得られない。「配合剤は患者の負担を減らし、差し忘れも少なくなる」(MSD広報)

点眼方法は、上を向いて下まぶたを人さし指で下げて1滴だけ差す。そして薬が目全体に行き渡るようにまぶたを軽く閉じ、2分間待つ。このとき、薬が鼻に抜けないように指で目頭を押さえるのがコツだ。「うまく差せない人のために、医療機関を通じて点眼補助具を提供している」(ファイザー広報)

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