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食品表示 基本をおさらい

2010/12/3 日本経済新聞 プラスワン

賞味期限、カロリーに原産地など、スーパーなどで購入する際にチェックする人が多い食品表示。だが表示内容の意味について、意外な思い違いはしていないだろうか。食品表示の対象品目や方法は法律などでルールが定められている。誤解も多そうな代表的な事例について、正しい読み方を探った。

まずは消費期限と賞味期限。似ているようだが意味は大きく違う。消費期限が記されているのは鮮度の落ちが比較的早く、書かれた日付を過ぎたら食べないほうがよいものだ。例えば弁当やパンなどで書かれているのが消費期限。一般的に5日以下しかもたない食品群がこの表示対象になる。

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これに対し、賞味期限はおいしく食べられる期限の目安で、期限切れとなってすぐに食べられなくなる訳ではない。保存性の高いスナック菓子やインスタント食品だとイメージしやすいかもしれない。

食品メーカーが賞味期限表示をする際、科学的分析をもとに定めた業界のガイドラインなどに従い設定することが多い。大手企業などでは独自に追加試験も実施。この結果に1未満の係数をかけて期限を定めている。

係数をかけるのは、賞味期限を短めにして、安全性を高めるためだ。消費者庁は望ましい安全係数を1未満0.8以上としている。メーカーは低めの係数を設定するケースが多いとされ、仮に係数0.8ならば製造90日後が本来の賞味期限でも72日後が期限として印字される。

期限が切れているからといって、すぐに捨ててしまったらもったいない。においや色の変化などを観察し、一部をかじってみるなど自らの五感で大丈夫かどうか判断することになる。消費期限・賞味期限のいずれがついた商品も、開封後は劣化が早い。表示の期限にかかわらず早めに食べる必要がある。

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