体が柔らかく…健康体操「真向法」とは

たった4種類の基本的な動作を繰り返す健康体操「真向法(まっこうほう)」の愛好家がじわじわと増えている。日本で80年近く前に考案された柔軟運動を主体にした健康法で、中高年でも継続しやすい。最近体が固くなったと感じる人は試してみてはどうだろう。

日本で80年ほど前に考案された(真向法の講習風景)

今年5月に99歳で亡くなった鈴木俊一元東京都知事が、約20年前の都知事選の折、高齢批判に対抗して前屈で両手を床にべったりとつけるパフォーマンスで「若さ」をアピールしたのを覚えている人もいるだろう。あれは鈴木氏が長年真向法に取り組んできた成果だ。

政治家ら愛好

鈴木氏に限らず、政治家や経済人、文化人にファンが多いのが真向法の特徴だ。「多忙な人に向いていることは確か。必要な時間は朝夕2回、最低3分ずつ。4種類の単純な動作にストレッチに必要な要素がほとんど入っている」。普及団体である真向法協会の小野将広さんはいう。

真向法は実業界出身の長井津氏が1933年に普及を開始。同氏は脳出血後の半身不随のリハビリを目的に、仏教の礼拝の姿などからヒントを得て、独自の柔軟体操を4つの型として体系化した。