働き方・学び方

イチからわかる

数学を学ぶ大人が増えているの?

2010/11/1 日本経済新聞 プラスワン

「ノーベル化学賞受賞で今年は科学への関心が高まりそうだな」。所長の一言に探偵の松田章司が振り向いた。「実は数学はその前から大人の間で人気だとか。理由を調べに行ってきます」。章司は小学生の伊野辺詩音を連れ、調査に出た。
昔分からなかった問題が解けることも(東京・新宿の工学院大学)

「Aはエックスの5乗+5エックスの4乗+……」。10月中旬、2人がカルチャーセンターの工学院大学・朝日カレッジ(東京・新宿)を訪ねると、高校数学の中核的な内容である「数学2」の講座の最中だった。

「学校では苦手」

この日が初日。約20人の受講者が黒板の数式をせっせとノートに写している。会社員の森田友宏さん(32)は「数学が苦手だったので、もう一度勉強したいと考えました」と受講の動機を教えてくれた。

このセンターは2008年10月に1つの数学講座を始めた。今年は17講座、受講者数は延べ250人近くになる予定。「その理論が生まれた背景まで踏み込むと受講生は一段と目を輝かせますね」と数学講師を務める東京海洋大名誉教授の中村滋さん(67)は話す。

大人向け数学塾や教室もある。「大人のための数学教室 和」の代表者、堀口智之さんは「生徒数は現在が35人。申し込みが途切れないため講師を新しく雇いました」と教えてくれた。

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