ワクチン・治療薬──インフル 今年の備え方

もうすぐインフルエンザが流行する季節がやってくる。昨年広まった新型インフルエンザに加え、今年は季節性インフルエンザの流行も予想されている。1日からはワクチンの接種が始まった。新しい抗ウイルス薬も増え、治療の選択肢も広がった。今シーズンのインフルエンザ対策をまとめた。

インフルエンザの予防接種を受ける子ども(東京都大田区の大川こども&内科クリニック)

10月上旬、大川こども&内科クリニック(東京・大田)の待合室は大勢の子どもらでにぎわった。ほとんどが予防接種を受ける親子だ。8歳の息子と11歳の娘と一緒に川崎市から来ていた父親は「毎年家族全員でインフルエンザの予防接種を受けている。安心する」と話す。

同クリニックではインフルエンザの予防接種の予約は毎日数十人入っており、週末になると100人を超した日もあった。大川洋二院長は「去年と同じくらいで、例年の2倍くらいの人が来ている」と話す。

昨年は主に新型インフルエンザがはやったが、「今年は新型に加え海外ではA香港型も出ており、流行を懸念している」とけいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫医師は語る。香港型はここ何年も大きな流行がなく、免疫を持つ人が少ない。予防接種などの対策をとった方がよさそうだ。

インフルエンザワクチンはインフルエンザにかかりにくくし、もしかかったとしても重症になるのを防ぐ効果がある。1回の接種(13歳未満は2回)で、新型インフルエンザと季節性(A香港型とB型)インフルエンザの3種類のタイプを予防する3価ワクチンの接種が今年の主流だ。

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