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知っておきたい「口臭」発生の仕組み

2010/10/13 日本経済新聞 朝刊

舌の奥から前方へ

口臭があれば、舌のそうじが有効な手立てになる。舌を傷つけないように柔らかい毛を使用した舌ブラシなどで、舌苔を取り去る。歯科材料メーカーのジーシー(東京・板橋)によると、「ブラシの方がへら状の製品より舌を傷めにくい」(京谷郁男・開発企画課長)という。通常の歯ブラシでは毛が硬すぎるので、幼児向けの柔らかい歯ブラシが代用品になる。

舌ブラシの使い方は、朝の歯磨き前に数回かき取るだけ。舌を前に突き出し、舌の奥から前方に向かって軽くブラッシングすると舌苔を取りやすい。舌に強く当てたり、交互にこすったりしてはいけない。数日に1回やるだけでも十分に効果があるそうだ。

もう1つの対策が、洗口液だ。「塩化亜鉛入りの洗口液が効くといわれている」(八重垣教授)。塩化亜鉛はVSCと結合し、ガス化を防ぐ効果がある。塩化亜鉛入りの洗口液は歯科医で販売されている。市販品ではジョンソン・エンド・ジョンソンの「リステリン ターターコントロール」などが塩化亜鉛を含む。歯磨きの後に使えば、「口臭や歯石を予防する効果がある」(同社)という。

口臭を過度に気にする必要はないが、家族や友人から指摘された場合は要注意。歯磨きや舌のケアを欠かさず、定期的に歯科医を受診しよう。

(川合智之)

[日本経済新聞朝刊2010年10月10日付]

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