くらし&ハウス

安心・安全

外出時に災害、持ち物で備え 「財布に5万円以上」理想だが…

2010/9/30 日本経済新聞 朝刊

「帰宅支援地図」も

このほか、読者モニターに災害に備えて持ち歩いているものや、災害に遭った時に役立ったものを尋ねたところ、携帯電話や飲料水、アメやチョコレートなどの菓子類などが挙がった(を参照)。

携帯電話は家族などとの連絡に使うほか、「おサイフケータイ機能で現金を持たなくても買い物ができた」(京都府の60歳女性)、「停電時に明かり代わりに重宝した」(新潟県の男性会社員、36)という人も。出先で乗っていった電車内で震度4の地震に遭い、途中停車した車内に足止めされたという東京都の専業主婦(42)は「車内放送では状況説明がなく、携帯電話で家族に連絡してテレビのニュースを見てもらい、運行情報などを教えてもらった」。

市民防災研究所の細川顕司事務局長は、「災害に遭った時に一番必要なのは情報。自分の置かれている状況が分からないのが不安のもとになる」と指摘する。最近の携帯電話はサイトでニュースなどが読めるほか、ワンセグやラジオ機能付きのものなど、情報収集手段としても活用できる。

ただし、せっかくの携帯電話も電池切れで使えなくなっては元も子もない。予備のバッテリーや乾電池式の充電器があればより安心だが、「外出時には携帯電話をフル充電して持つようにしている」(神奈川県の女性会社員、29)だけでも相当違うだろう。

豪雨で高速道路が封鎖になり、先に進めなくなった経験があるという静岡県の女性会社員(29)は、「携帯電話の電池がなくなりかけた時、上司から『必要な連絡先の電話番号を手帳に書き出し、必要ない時は携帯の電源を切っておくよう』指示を受け、助かった」という。連絡先はすべて携帯電話の電話帳に入れているという人が多いが、携帯電話が使えない時のために、緊急時の連絡先などはメモにしておけば安心だ。

飲料や軽食類は、交通機関がストップして車内に閉じ込められたり、買い物ができなかったりする時に心強い。地震で新幹線がストップし、車内に4~5時間足止めされたことがあるという東京都の男性(77歳)は「売店はすぐに売り切れになり、のどが渇いて困った」という。

くらし&ハウス 新着記事

ALL CHANNEL