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生活習慣病、「目の検査」で兆し発見

2010/9/29 日本経済新聞 朝刊

様々な病気の早期発見に役立つ眼底検査だが、「08年の特定健診(メタボ健診)の導入以降、眼底検査が実施されなくなってきた」(同センターの北村明彦副所長)。メタボ健診の実施要項では、高血圧・高血糖・脂質異常・腹回りの数値が基準を超えた人で、医師が必要と判断した場合に限り眼底検査を実施するよう求めている。腹回りなどが基準値を下回った場合、高血圧や高血糖などのリスク要因があっても眼底検査は実施されない。

同センターは大阪府八尾市の40~74歳の2916人を対象に、メタボ基準に基づいて眼底検査を実施した場合、眼底の異常がどの程度見つかるかを調べた。眼底に異常がある677人のうち、メタボ健診の基準では男性で6%、女性で2%しか、眼底検査を受けられない計算になった。

経済協力開発機構(OECD)の統計によると、糖尿病患者に対する眼底検査の実施率は日本では37%で、国際的に見ても低い。北村副所長は「メタボ健診の基準に限定せず、高血圧や高血糖の人を中心に幅広く眼底検査を実施しなければならない」と指摘している。

(本田幸久)

[日本経済新聞朝刊2010年9月26日付]

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