2010/9/15

イチからわかる

政党・選挙は明治生まれ

ニッくん 首相が選ばれる仕組みや選挙が多い理由は分かったけど、そもそも政党って何なのかな?

お父さん 日本には「政党とはこういうものです」と定めた政党法のような法律はないんだ。だけど現実には政党の政治活動を支えようと、国民1人あたり250円、合わせて年間約320億円の税金を、条件を満たした政党に助成金(じょせいきん)として配ってるよ。

ケイちゃん 条件って?

お父さん そこが重要だね。どんな党にも助成金を出していたら、いくらお金があっても足りないよね。だから「国会議員が5人以上いるか、直近の衆院選か過去2回の参院選で2%以上の得票率を得た」党に配ることにしてる。小さな党はこの条件のクリアに苦労してるんだ。

ニッくん でも新しい党がいっぱいできたよ。

お父さん 自民党にいたのでは、自分の考えや政策を実現できないと考えて離(り)党(とう)した人が目立ったね。

ケイちゃん 日本の政党っていつからあるの?

お母さん 明治維新後も20年以上、議会自体がなかったの。徳川幕府を倒すのに功績(こうせき)のあった薩摩藩や長州藩の出身者が政府の大切な仕事に就(つ)いてたんだけど、それに不満を持つ人々が議会の開設を求め、政党を作った歴史があるのよ。

問題の答え
 1=a、2=c
 3=議院内閣制
開倫塾社長・林明夫さんの話 憲法は中学入試で毎年のように出題され、国政選挙の翌年にはその関連問題も増えます。来年は参議院に絡む出題が見込まれます。
 参議院独自の全国区や被選挙権の年齢、任期、比例代表制など選挙の仕組みは基本。両院で議決が異なった場合に話し合いの場となる両院協議会、「衆議院の優越」もおさえておきましょう。
 明治時代の憲法制定に至る歴史や議会開設後の政党政治の歴史、少し難しくなりますが、大統領制のアメリカで政党が果たす役割を調べてみることも、政治への理解を深めるのに役立ちます。

[日経プラスワン2010年9月11日付]

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