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イチからわかる

日本の首相ってなぜすぐ代わるの?

2010/9/15

イチからわかる

「菅首相=写真(左)=と小沢さん=同(右)=が選挙で戦っているけど、何の選挙なの?」。テレビのニュースを見ていたニッくんが聞いてきた。「民主党の次のリーダーを決める選挙さ」とお父さんが答えると、ケイちゃんが「でも、この選挙で日本の次の首相が決まるんでしょ。この前、菅さんになったばかりなのに」。2人とも納得がいかない様子だ。

選挙たびたび 敗北は許されず

ケイちゃん 日本の首相って最近代わり過ぎよね?

お母さん そうね。去年は8月に衆院選があって自民党が負け、鳩山さんが首相になったのよね。でも今年の6月に菅さんに交代。参院選で民主党が負け、今度は民主党の代表選ね。

ニッくん 選挙ばっかりだね。

お父さん 世界中でも日本の首相ほど、選挙で忙しい政治家はいないかもしれないね。日本は議院内閣制といって、国会で選ばれた首相が内閣を組織して政府の仕事を進める仕組みだ。国会で選ばれるには、単独で無理ならば、ほかの党との連立によって衆議院で過半数の議席を占める必要がある。そうして政権を担う党を与党っていうんだ。

ニッくん だったら衆院選だけがんばれば?

お父さん それがそうもいかない。参院選で負けても首相は責任を取って辞めることがある。政党のリーダーを選ぶ党首選挙だって手を抜(ぬ)けない。ここで負ければ、与党の党首が交代、つまり首相が交代することになるからね。だから今、与党である民主党の党首選にみんな注目するんだよ。

ケイちゃん でも、政党のリーダーを選ぶ選挙ってだれでも参加できるわけじゃないんでしょ。

お母さん そう。衆院選と参院選は国政選挙といって、国会議員を選ぶ選挙だから、満20歳以上の日本国民なら誰でも投票できるわ。だけど民主党のリーダーを選ぶ代表選は国政選挙じゃないの。党に所属する国会議員、地方議員、お金を払って党の活動を支える党員・サポーターが参加できる。国政選挙には参加できない外国人も、資格を満たせば投票できるわ。

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