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旅行・レジャー
温泉食紀行

群馬県・草津温泉 パンチのある湯と高原野菜スイーツ

2010/9/7

温泉食紀行

湯もみショーの名所「熱の湯」で毎夜開いている「温泉らくご」。手前は湯船で、客席はその周りにある

江戸時代以降の様々な温泉番付で「東の大関(当時の最高位)」と評され、いまも高い人気がある草津温泉(群馬県草津町)。身体に向かってくるようなパンチがある湯の力強さがなによりの魅力だ。とくに温泉から感じる“熱”はほんとうに素晴らしい。同じ40度の温泉でも、草津は熱く、つき刺すように感じる。草津の硫黄泉や酸性泉は熱が身体に入りこんできて、芯から温まる。

草津には多くの源泉があるが、いちばん知られているのは湯畑だろう。周りには土産物店や共同浴場などが並び、名所「熱の湯」では毎日「草津節」などのメロディーで湯もみショーが開かれる。そんな草津のシンボルともいえる熱の湯で昨年12月から「温泉らくご」が始まった。毎日午後8時から約40分間、若手落語家が古典落語などを披露している。

手前に湯もみショーが行われる湯船があり、奥がステージ、周りが客席になっている。宿泊客は旅館で夕食をとり、風呂を楽しんだ後、浴衣姿で散策してから見に来ていた。その中の1人は「落語を生で見たのは初めて。こんど寄席にも行ってみようかしら」と話す。湯上がりの落語はリラックスして楽しめた。

温泉らくごは、旅館「草津温泉 奈良屋」の若手の主人、小林恵生(よしのぶ)さんが考案した。「夕食後の散策に加え、笑いで心をひらいていただきたい」という小林さんの考えに落語芸術協会が協力し、若手を中心に交代で行うことになった。昼間にも、出演者が観光案内をする「落語家と歩く草津温泉街」を開催している。

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