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親子で楽しめるクッキングトイ 何でもランキング くるくる回転 楽しいな

2010/8/7 日本経済新聞 プラス

 夏休みは親子の会話が多くなる時期。お菓子やスナックといった食べ物を実際に作ることができる料理玩具、クッキングトイには、子どもだけでなく大人もつい引き込まれてしまう魅力がある。玩具を扱う小売店の担当者や料理研究家、玩具専門家に、親子で楽しめるおすすめの商品を選んでもらった。

1
287ポイント
ふとまきまっきー(バンダイ)
 ご飯と具材を本体に載せてハンドルを回すと、のり巻きが――。太巻き(直径5センチ)、細巻き(同3センチ)、極細巻き(同1センチ)と3種類ののり巻きが作れる。ハート形や四角など付属の押し型を併せて使えば、飾り巻きも様々。
 「本体の組み立ては難しいが、覚えてしまうといろいろなバリエーションを楽しめる」(高松京子さん)、「具材やデザインの工夫は大人でも楽しく、親や祖父母世代にも喜ばれそう。家族そろって楽しく作り、食卓を囲む様子が目に浮かぶような、コミュニケーショントイとも呼べるもの」(石井今日子さん)。(1)08年8月(2)6歳以上(3)4410円
2
259ポイント
はじめてマカロン(メガハウス)
 温度調節のできるオーブンが必要な、本格的なクッキングトイ。本体ハンドルを回して卵からメレンゲを作り、粉類などを加えて生地を作る。あとは色々な形に搾り出してオーブンへ。
 「過程が多いが、子どもには『お菓子作りをした』と実感できる商品。様々な形のマカロンを作れるガイドシートが付いているので、生地を搾りながら子どももわくわくするはず」(鈴木真由美さん)、「お菓子の中でも難易度の高いマカロンなので、初めからうまく作ろうとせず、何度かトライするといい」(高松さん)。(1)09年6月(2)8歳以上(3)2310円
3
210ポイント
たまカフェクッキング!くるりんシェイクメーカー(バンダイ)
 用意したアイスクリームとフルーツをカップに入れ、ふたに付いたハンドルをくるくる回すだけで、簡単にフルーツシェークの出来上がり。ヨーグルトを加えればヨーグルトシェーク、アイスの代わりに炭酸水を使えばフルーツソーダにも。
 「ジューサーやミキサーなど目に見えて食材の色が変わっていくものは、子どもが大好き。安全で使いやすいこのようなミキサーがあれば、親も安心して子どもと楽しめる」(鈴木さん)、「アイスとフルーツ、どんな組み合わせがいいか、親子で考えながら作ると楽しい」(滝村雅晴さん)。(1)10年4月(2)6歳以上(3)3465円
4
203ポイント
親子のたいやきくん(タカラトミー)
 シェーカーを振って生地を作り、たい焼きの型に流し込み、電子レンジへ。型は大小2サイズで、12.5センチの「親」と5.5センチの「子」が作れる。「出来上がったたい焼きがかわいらしくボリューム満点」(石井さん)、「あんこやジャムなど何でもはさめる面白さ。野菜やハムなどを入れてもいい」(鈴木さん)。(1)09年4月(2)8歳以上(3)3360円
4
203ポイント
ロールケーキパレット(メガハウス)
 スポンジケーキを本体に載せ、クリームなどを塗って巻き取ると長さ9センチのロールケーキに。「付属の抜き型を使えば模様が付いたマイケーキが作れ、子どもの自信になるはず」(鈴木さん)、「スポンジは電子レンジで。膨らむ生地にするには泡立てなどにコツがいる」(高松さん)。(1)10年4月(2)8歳以上(3)2625円
6
189ポイント
ホームスイートドーナッツ(タカラトミー)
 シェーカーを振って作った生地をリング型のカップに注ぎ、電子レンジに。「油で揚げないので、小さい子でも安全に作れる」(石井さん)、「工程が簡単。味は蒸しパンに近い」(堀内ひとみさん)、「仕上げに色々なデコレーションが考えられ、親子で一緒に楽しめる」(鈴木さん)。(1)08年8月(2)8歳以上(3)2940円
7
133ポイント
ジュース合成 グミックス マザーセンター(メガハウス)
 色付き飲料とゼラチンを用意すれば、カブトムシやクワガタ、ザリガニなどの形のグミが作れる変わり種。「ドッキリ」の仕掛けにもなる“ショッキングトイ”。「男の子が喜びそう。作る過程も実験のようで楽しく、昆虫の体の特徴などを考えるきっかけにも」(石井さん)。(1)10年2月(2)8歳以上(3)3675円
8
126ポイント
はっちゃんのおうち屋台(タカラトミー)
 たこ焼きやお好み焼きが電子レンジで短時間に作れる。粉をホットケーキミックスのもとに変え、アイスやチョコをトッピングすればスイーツにも。「鉄板を使わないので小さい子どもでも安心。付属ののぼりやお品書きも屋台の雰囲気を盛り上げる」(石井さん)。(1)10年3月(2)8歳以上(3)3990円
8
126ポイント
マジカルポップコーン(タカラトミー)
 和洋中の様々な調味料を利用して、簡単に味付けができる。ポットに入れたポップコーンの豆を電子レンジで膨らませた後、くるくる回しながらの作業。「回転させて味付けするのがポップコーン屋さんみたい。市販品にない様々な味で、お店屋さんごっこができる」(滝村さん)。(1)10年8月(2)8歳以上(3)3129円
10
105ポイント
つきたておもち くるりんもっちー(セガトイズ)
 炊飯器で炊いたもち米を入れ、ハンドルを回せば約10分で完成。「どんどんもちっぽくなる過程が見えて面白い。子どもも、団子やきなこもちといった大人の和菓子を自分も作れた、という満足感を得られる」(鈴木さん)、「付属のレシピ本が充実。大人も楽しめる」(石井さん)。(1)09年9月(2)8歳以上(3)3990円

 上位10商品をながめると、キーワードとして浮かび上がるのが「くるくる」という動作。ハンドルやローラーを回して作るものが6つあった。「回転させる動きは幼児もできて楽しい。作る過程のなかでも、子どもたちが大好きな作業」と、子ども向け料理教室を主宰する鈴木真由美さんは話す。

 コンロやオーブンの代わりに、電子レンジを利用する商品も多い。このため、例えばたい焼きでも焼き上がりのパリッとした食感までは表現できない。だが、小さな子どもでも安全に扱えるようにという玩具ゆえの工夫だ。

 10商品の中で唯一、温度調節をしながらオーブンで焼き上げるのが「はじめてマカロン」。生地を作る過程も含めハードルは低くないが、色々な形にしたり表面を飾り付けたりして楽しめる。

 クッキングトイを使った“料理”にも難しさがある。型に流し込んだ生地の量が多すぎてはじけたり、指示通り加熱したつもりがうまく膨らまなかったり、逆に焦げてしまったり……。慣れるまでは失敗することもある。ちょっとした条件の違いで出来が左右されるという点は、本物の料理と変わらないだろう。

 「教室の子どもたちを見ていると、自分が食べたいという気持ちと同じぐらい、家族や仲のいい人に『おいしい』と言ってもらいたくて料理を頑張る」と鈴木さん。クッキングトイに触れることで、作る楽しみに加え、完成品を誰かにプレゼントする楽しみが加わるかもしれない。

元祖はホットケーキ作る商品

 人気クッキングトイの元祖は1969年に登場した「ママ・レンジ」。直径10センチほどのホットケーキが作れるとあって爆発的にヒット。「ママ・ケーキ」などもシリーズ化された。

 市場が再び脚光を浴びたのが2007年。きっかけはバンダイの「のりまきまっきー」だ。ご飯と具、のりをセットしハンドルを回すだけで作れる簡単さで大ヒット。後続の「ふとまきまっきー」は「キャラ弁作りに便利と主婦にも人気」(バンダイ)だ。

 10万個で大ヒットといわれる玩具業界。08~09年にはクッキングトイの新製品が相次ぎ、電子レンジで生キャラメルが作れる「生キャラメルポット」(タカラトミー)や「くるりんアイスクリン」(セガトイズ)がヒットした。


 表の見方 ポイント数は商品使用テストに参加した5人の専門家の評価を点数化したもの。(1)発売時期(2)対象年齢(3)メーカー希望小売価格
 調査の方法 クッキングトイの品ぞろえが多い小売店に、親子で楽しめるおすすめの商品を挙げてもらい1次選定。それらを5人の専門家が実際に使用し「親子で楽しめる」という観点から10位までを選んだ。選者は次の通り(敬称略、五十音順)
<小売店>荒井俊樹(ビックカメラ有楽町店本館おもちゃコーナー責任者)▽楠田喜三男(キデイランド原宿店玩具統括マネージャー)▽小堀結可(博品館TOY PARK広報担当)▽戸沢浩(東急ハンズMD企画部バイヤー)▽日本トイザらス
<使用テスト参加者>石井今日子(東京おもちゃ美術館チーフディレクター)▽鈴木真由美(子ども料理研究家)▽高松京子(辻学園食産事業部、管理栄養士)▽滝村雅晴(パパ料理研究家)▽堀内ひとみ(お菓子研究家、フードコーディネーター)

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