どうする? ニンニクのにおいリンゴやチョコで「中和」

昼食に注文したパスタにニンニクがたっぷり入っていて閉口したことはないだろうか。焼肉店で、ラーメン店で、ニンニクをどっさり使いたいが、翌日を気にして控えた経験のある人は少なくないはず。記者もそんな一人。あの独特のニンニク臭をなんとか弱める方法はないものか。

対策をたてるにはまず、“敵”を知ることから。

ニンニク臭の正体はアリシンという物質。日本大学生物資源科学部の有賀豊彦教授は「ニンニクが自身を外敵から守るために、においをつくり出す能力を身につけた」と説明する。

ニンニクには、細胞のほぼすべてに含硫アミノ酸というにおいの元がある。これは、無臭。だがかじったり切ったりして傷つくと細胞が壊れ、細胞内のアリイナーゼという酵素と結びつき、アリシンができる。これがニンニクの辛みで、常温の環境では化学反応であのニンニク臭に変わる。

調理したニンニクを食べれば、まず口の中でにおう。その後、ニンニク臭の成分が腸から体に吸収されて血液にのって全身を巡り、肺などからにおいが蒸散するため翌日でも息がにおう。

このニンニク臭を抑える有効な方法はないか。考えた実験の手順は3段階。最初にニンニク1かけを7~8枚に薄く切り、電子レンジで加熱して食べる。次にニンニクのにおいを抑えられそうな食品を食べたり、歯磨きなどの対処をしたりする。その30分後、口臭チェッカーでにおいの強さを測るという段取りだ。

チェッカーは、センサーに息を吹きかけるとにおいの強さを0~5までの数字で表示。ただ、歯磨き粉などのにおいも感知してしまうのがやや難点。そこで後味などの自分の感覚と、15センチほど離れて立つ娘(7)に息を吹きかけた時の「感想」を5段階で記録した。テストはなるべく空腹時の朝と夜の1日2回とした。

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