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先輩と新人、お互いのここが気になる! 何でもランキング 常識力磨き、脱「指示待ち」

2010/6/26 日本経済新聞 プラスワン

新年度が始まって3カ月。新入社員も職場に慣れてきたころではないだろうか。新人を日々指導する先輩社員に「気になる新人の言動」を、新人には「改めてほしい先輩の言動」を尋ねたところ、双方の意識の違いが浮かび上がった。

先輩たちが最も問題視したのは「メモを取らずに同じことを何度も聞く」。メモ取りは仕事の基本。きちんとできないと、5位の「同じミスを何度も繰り返す」ことになる。「同じ仕事を数日後に頼んでも、メモしないから前回の注意点を忘れている」(35歳男性)

一方、新人側の本音を見ると、1位は「あいさつをしたらきちんと返して」。リクルートマネジメントソリューションズ(東京都港区)研究員の配島大気さんは「新人があいさつしているのに顔も上げないといった態度は、ビジネスマナーを身につけるうえで悪い見本になる」と助言する。

全体的に社会人の基本動作に関する事柄が上位に目立つが、両者の考え方の差が大きく表れたのが、積極性に関する項目だ。先輩は「指示待ちで言われたことしかやらない」(3位)と感じているが、新人は「指示はこまめに出して」(3位)と思っている。

今年の新入社員は、学校で学習内容や授業時間が減った「ゆとり」教育を受けた第1世代。新人研修を手掛けるウィル・シード(東京都渋谷区)のシニアコンサルタント、浅野寛信さんは「与えられた課題にはまじめに取り組むが、自分で考え応用するのが苦手な傾向がある」と分析する。

もちろん個人差があり、どの時代の新人にも当てはまる事柄だが、先輩は今年の新人には強く感じているようだ。5年前の新人と比べた場合、際だって気になる点を尋ねると、「指示待ちで言われたことしかやらない」が最多だった。新人からも「どこまで一人でやっていいのか分からない」(22歳男性)など不安の声が寄せられた。

浅野さんによると、2005年入社組の前後からこうした傾向が出始め「自己主張が強い半面、注意されるとすぐめげるなどストレスへの耐性が低い」という。

お互い嘆いてばかりもいられない。配島さんは「人員削減や業務の細分化で、新人の仕事はより難しくなっている」と指摘する。まじめさや情報処理能力の高さなどの長所を生かし、戦力になってもらうには「1年間は丁寧に仕事の意味と理由を教え、自立に向かって手助けをする姿勢が欠かせない」(浅野さん)。

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