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「少し我慢」でお得に旅行 早朝出発などで割安料金

2010/6/14 日本経済新聞 プラスワン

間もなく夏の旅行シーズン本番。お得に旅をしたいと考える人は、何かをちょっと我慢すれば料金を安くできる方法に注目してはいかがだろう。出発時間や部屋の条件、サービスの一部などを我慢するとお得になる旅のプランが増えている。

旅の醍醐味(だいごみ)は人それぞれ。美しい景色、歴史探訪、おいしい料理――。こうした楽しみはできるだけそのままにして旅行代金を節約する方法が、探してみると意外にたくさんある。3つの主なタイプをにまとめた。

お得になる度合いが最も大きいのは“時差”型の旅行だ。交通機関の利用時間が限定され、早起きが必要だったり夕方に到着したりするのを我慢すると、ホテル1泊分くらいのお金が浮くことがある。

例えばJR東海ツアーズの「ぷらっとフリープラン」では、7~9月に新幹線で新大阪から東京に行き、東京都港区の「東京プリンスホテル」に1泊すると、朝食付きで料金は最低で計2万7500円(1室3人利用で1人あたり)。新大阪から東京までの交通費は通常、のぞみで片道1万4050円、ひかりで同1万3750円。ほぼ往復の交通費だけでホテルにも泊まれる計算だ。

同社では開業20周年記念として、一部ホテルについてさらに料金の安いプランを取り扱い中。例えば7~9月に新大阪から東京に新幹線を使って1泊旅行すると、同じく東京プリンスホテルに食事なしで宿泊する旅行代金が1人2万2000円を切る場合も(1室3人利用)。往復の交通費より安くなる計算だ。

同タイプのツアーはJTBも扱っている。首都圏発の旅行プラン「激たび!」だと、7月19日までに東京から新幹線で京都に1泊旅行する場合、出発日とホテルによっては計約2万3000円(1室3人利用で1人あたり)で済む。

安さの秘密は“時差”にある。午前6時台やお昼前後、午後8時以降などに出発する新幹線は、旅行会社が格安で切符を仕入れやすい。一日のうちでも利用者が少ない時間帯だからだ。「激たび!」には、新幹線だけでなく航空便でも同様の仕組みを利用した北海道や沖縄方面などの安いツアーがある。ただし、航空便では早朝出発は格安にならない地域もあり、お得な時間帯が少し違うこともある。

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