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初夏に乗りたい行楽列車

何でもランキング

SL洗練、女性も振り向く

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NIKKEI STYLE

「NIKKEIプラス1」はこの4月で10周年を迎えた。節目に当たり「何でもランキング」では過去のテーマを再び調査。8年前に載せた「お薦めの行楽列車」を専門家に改めて選んでもらったところ、蒸気機関車(SL)と斬新なデザインの車両の人気が高まっていた。

1
490ポイント
SL人吉(JR九州、熊本~人吉)
 肥薩線全線開業100周年の2009年に、故障で引退した大正時代製の蒸気機関車が復活。客車も全面的に刷新、展望ラウンジやビュッフェも備える。人吉から先は9位の「いさぶろう・しんぺい」「特急はやとの風」と行楽列車を乗り継いで肥薩線の旅を楽しめる。全席指定。1日1往復。
 「清流、球磨川に沿って走る車窓の絶景は、乗った者にしか味わえない。水戸岡鋭治氏の客車デザインも見事」(大庭幸雄さん)
 (1)2570円(87.5キロ)(2)4月は金、土、日、月と祝日、5、6月は金、土、日と祝日の運転
2
378ポイント
SL急行 かわね路号(大井川鉄道、金谷~千頭)
 蒸気機関車を運転できる状態で保存する「保存鉄道」の日本での先駆け。大井川沿いを進み、車窓にはもえぎ色の茶畑、山並みが広がる。終着の千頭(せんず)駅で乗り換えれば、急こう配を上るため歯形のレールを使うアプト式鉄道で日本唯一の井川線に乗れる。全席指定。1日1~3往復。
 「復活が相次ぐSL列車の元祖。国鉄の旧型客車を使用し、鉄道文化財のよう。昔の汽車旅そのままの風情が味わえる」(今津直久さん)
 (1)2370円(39.5キロ)(2)毎日
3
357ポイント
快速 リゾートしらかみ(JR東日本、秋田~青森)
 大きな窓から日本海や白神山地を望み、絶景ポイントでは速度を落として運転。先頭車両の展望ラウンジでは津軽三味線の生演奏や津軽弁の語り部による昔話も。全席指定。1日2~3往復で、うち1往復は秋田~弘前。(写真はJR東日本提供)
 「家族連れには、座席がフラットになり靴を脱いでくつろげる4人用のボックス席がおすすめ」(横見浩彦さん)
 (1)4820円(235キロ)(2)毎日
4
217ポイント
特急海幸山幸
(JR九州、宮崎~南郷)
 内外装に地元産の飫肥(おび)杉を使い、高千穂鉄道のトロッコ列車を再生した。1日1往復。
 「木目調の列車は本当にかわいらしい。渓谷、ビーチ、漁港、連なる奇岩など多彩な景観が目に飛び込んでくる」(山田智子さん)
 (1)1750円(55.6キロ)(2)土、日、祝日と4月30日運転
5
210ポイント
SL富良野・美瑛ノロッコ号
(JR北海道、旭川~富良野)
 広大な丘陵地帯をSLけん引のトロッコ列車が6月の2日間だけ、特別に走る。1日1往復。
 「SLの懐かしいにおいやラベンダーの色彩とともに初夏の北海道を満喫」(中井精也さん)
  (1)1040円(54.8キロ)(2)6月5、6日。6月7~30日はSLではなくディーゼル機関車がけん引
6
196ポイント
特急ゆふいんの森
(JR九州、博多~由布院など)
 天然木をふんだんに使った車内。床面が高く、眺望に優れたハイデッカー車。乗務員が記念撮影用パネルを持ち巡回。全席指定。1日1~3往復。
 「リゾート特急としては第一級の車両。居場所を変えながら景色を楽しみたい」(野田隆さん)
 (1)4600円(134.8キロ)(2)毎日
7
182ポイント
寝台特急トワイライトエクスプレス
(JR西日本、大阪~札幌)
 豪華寝台特急。大阪発では日本海の夕日を眺められる。レストランでは本格フランス料理を提供。サロン車のいすはすべて日本海側を向く。
 「オリエント急行風の食堂車などシックな内装で統一」(猪井貴志さん)
 (1)2万5620円(1495.7キロ)(2)大阪発は月、水、金、土運転(4月23日~5月5日、6月16~30日は毎日)
8
175ポイント
特急ロマンスカー
(小田急電鉄、新宿~箱根湯本など)
 先頭に展望席。高層ビル、住宅地、山並みと景色が変化。VSE車両は座席が5度窓側に傾く。全席指定。約30分間隔。
 「VSE車両なら座席までコーヒーや生ビールを運んでくれるサービスも」(平岩美香さん)
 (1)2020円(88.6キロ)(2)毎日
9
168ポイント
いさぶろう・しんぺい
(JR九州、人吉~吉松)
 2つのスイッチバックとループ線を走り、標高差430メートルを上る。霧島連山とカルデラを望む絶景を楽しめる。1日2往復。
 「熊本、宮崎、鹿児島の3県境をまたぐ、険しい峠越えは先人の苦労が詰まっている」(南正時さん)
 (1)720円(35キロ)(2)毎日
10
161ポイント
くしろ湿原ノロッコ号
(JR北海道、釧路~塘路)
 日本最大の湿原をゆっくりと走る。カヌーの人と手を振り合うのも楽しい。1日1~2往復。
 「日本とは思えない光景。運がよければ、タンチョウやキタキツネに出合える」(種村直樹さん)
 (1)530円(27.2キロ)(2)4月29日~5月5日、8、9日、15日~6月14日、18~30日

8年前の調査ではSLは1位だけだったが、今回は1、2、5位と3つも入った。実際、全国的にSLの人気は高く、休日には満席になる列車も少なくない。

その魅力について「日本鉄道旅行歴史地図帳」(新潮社)の田中比呂之編集長は「汽笛の音や石炭のにおい、車窓の風景など五感で楽しめる」と説明する。

SLが復活し始めたのは意外と古く、1975年に旧国鉄から姿を消した直後から。翌年、今回2位になった大井川鉄道のSLが、運行を開始した。

その後、各地でじわじわと復活し、営業運転に使われているSLの数は現在、全国で14両になる。現役のSLを2両保有するJR東日本には、自治体などからSL誘致の要望が寄せられるという。

しかし、良好な形で残るSLは少なく、車両の確保は難しくなっている。そんな中、2009年に復活したのが、今回1位になったJR九州の「SL人吉」だ。05年に2度目の引退をした車両を大規模な修理で、再度よみがえらせた。

JR東日本でも、同社3両目となるSLの復活に取り組んでいる。公園内に展示されていた車両を復元し、11年春から主に群馬県内で走らせる予定だ。

従来の日本の鉄道になかったデザインの列車も相次ぎ登場している。その中で際立つのが、デザイナーの水戸岡鋭治氏の活躍だ。今回ランキング入りしたJR九州の4列車すべてをデザイン。原色の外観や、天然木、革といった様々な素材を使うことで知られる。和歌山電鉄の「たま電車」や富士急行の「富士登山電車」なども手掛けている。

行楽列車人気を引っ張るSLと斬新なデザインの車両。背景にあるのが、鉄道全体のファン層の拡大だ。大井川鉄道では「これまで少なかった若いカップルやグループ客も増えてきた」と話す。

中でも「鉄子」とも呼ばれる女性ファンの増加が目立つ。女性の視線を受け、懐かしさだけでなく、より洗練された雰囲気の列車が求められているともいえる。その代表が、郷愁とデザイン性の両方を兼ね備えた「SL人吉」だ。

今回、専門家から50以上のおすすめ列車が集まり、4位以下は接戦だった。前回3位の黒部峡谷鉄道「トロッコ列車」は12位、同5位のJR東日本「寝台特急カシオペア」は11位と惜しくも10位内に入らなかったが、評価は高い。大手以外にも会津鉄道「お座トロ展望列車」や伊予鉄道「坊っちゃん列車」など個性的な列車が多く寄せられた。

 表の見方 数字は選者の評価を点数化。写真は沿線自治体や鉄道会社の提供。(1)カッコ内区間の大人1人当たりの通常期の片道最低額(営業キロ)(2)6月までの運転日

 調査の方法 春から初夏におすすめの行楽列車を選んでもらった。新幹線を含まず、観光地を通り運賃以外の料金設定がある列車が対象。専門家12人のうち2人は前回も参加、別の2人は同じ雑誌編集部や愛好家組織から参加した。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。
 猪井貴志(マシマ・レイルウェイ・ピクチャーズ)▽今津直久(「鉄道ピクトリアル」編集長)▽大庭幸雄(鉄道友の会事務局長)▽小川裕夫(フリーランスライター)▽田中比呂之(「日本鉄道旅行歴史地図帳」編集長)▽種村直樹(レイルウェイ・ライター)▽中井精也(鉄道写真家)▽野田隆(オールアバウト「鉄道」ガイド)▽平岩美香(「旅の手帖」編集部)▽南正時(鉄道写真家)▽山田智子(JTB鉄旅プロジェクト・鉄旅ガールズ)▽横見浩彦(トラベルライター)

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