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死に装束はドレスにしたい 自分で選ぶシニアが増加

フリル・花柄… 葬儀もおしゃれに

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NIKKEI STYLE

自身の葬儀や遺産相続などの準備に取り組む「終活」が注目を集めるなか、自分の葬儀をおしゃれにしたいというシニア層が増えている。ドレス型の死に装束を生前に注文できるサービスが人気のほか、洋花をふんだんに使い、音楽演奏など結婚式のような演出を入れた葬儀を希望する人も目立つ。死を前向きにとらえたいとの考えが、葬儀を変えつつあるようだ。

「10万円で注文できるなんて安い」

16日の夕方、東京・新宿の「ファイナル・クチュール」を訪れた青木美智子さん(79)は、自分の葬儀の際に着用する「フューネラルドレス」を選んでいた。白や紫、ピンクなど様々な色のドレスを試着していく。「お葬式もお色直しがあったらいいのに」

普段からおしゃれに敏感な青木さんは、同世代の友人からファイナル・クチュールを勧められたという。数々のドレスに目移りしながらも、首もとにフリルが付いた約10万円のドレスに決めた。一度しか着ないドレスだが「10万円で注文できるなんて安い。腕の良い人にお化粧もお願いしなくちゃ」と話す。

ファイナル・クチュールを展開するAi(東京・港)では、8~9月の受注数が前年同期に比べ2倍に増えた。最近は特に自分用のドレスを注文する70~90代の女性が増えているという。中心価格帯は1着約7万円で、自分の衣装と合わせて夫向けに男性用を注文するケースも目立つ。

「新しい旅立ち」ととらえるシニア増える

Aiの中田久子社長は「最近は自分の死を暗く考えるのではなく『新しい旅立ち』ととらえるシニアが多い」と話す。同社の衣装を購入する人は死に装束を「来世の晴れ着」と考え、自分の死に向けて楽しく生きようとする傾向が強いという。

 「さくらさくら」のブランド名でフューネラルドレスを展開するルーナ(福岡市)でも、1~9月の売り上げが前年同期に比べ2割程度増えた。注文のほとんどが女性で、70代が中心。ドレスのほか、首もとにレースや花の刺しゅうをあしらった着物も扱う。「友人らと集まり、造花やパールなどで買った後にさらに飾り付けを楽しむ人もいる」(中野雅子代表)

商品は全てフリーサイズで、ファスナーやひもなどを使って寝た状態でも家族らが着せやすいよう工夫している。インターネットで注文できる利便性も人気だ。

ルーナは2007年からフューネラルドレスの販売を開始。当初は死に装束を事前に用意することに抵抗を持つ人が多かったという。流れを変えるきっかけになったのは11年の東日本大震災。突然の天災を機に、「自分の死に向けてきちんと準備しなければと考える人が増えた」(中野代表)。

好みの洋花でデザインした祭壇

日比谷花壇(東京・港)が提供する、好みの花でデザインした祭壇を使って開く「フラワリーフューネラル」が人気だ。バラやガーベラ、カーネーションなどの花を使った祭壇の中から、写真をもとに好きな色やデザインを選べる。中心価格帯は式場使用料抜きで約100万円と少し高めだが、ここ1年での利用件数は2年前に比べ4割増えた。自分の葬儀に関する問い合わせは全体の約1割で、最近増えているという。

葬儀の様子も変わってきた。最近はバイオリンなどを使って故人が好きだった曲を演奏したり、写真をスライドショーで見せたりする演出が人気だ。葬儀とは別に、こうした30~50人規模のお別れの会を開く人も増えている。

葬儀中に見送る家族らの姿を撮影し、メモリアルアルバムを作製するオプション(10万5000円から)も人気だ。「葬儀が悲しいだけでなく、亡くなった人との楽しい思い出を共有する穏やかな場に変化しつつある」(同社の安藤路育ライフサポート事業推進統括部長)

(菊池友美)

[日経MJ2013年10月25日付]

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