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アンジェリーナ・ジョリーが受けた乳房切除とは

2013/5/17

米疾病対策センター(CDC)によると、米国女性が罹患しやすいがんの2番目が乳がんだ。ヒスパニック系女性ではがんによる死因のなかの第1位である。食生活など、いろいろ要因は言われているが、最近注目されているのが、乳がん、卵巣がんを引き起こす遺伝子の存在だ。

BRCA(Breast Cancerの略)という、通常はがんと闘う遺伝子がある。これが変異するなどしてできたBRCA1、BRCA2という遺伝子を代々受け継ぐ系統があり、スタンフォード大によると、BRCA1を持つ女性の65%が乳がんに、39%が卵巣がんになる可能性があり、BRCA2はそれぞれ45%、11%の可能性があるという。

ちなみに男性は乳房が女性より小さいため可能性は低いものの、乳がんになる可能性はある。乳がんについての啓蒙をしている「Pink Ribbon」によると、罹患する可能性は女性の100分の1で、60~70代が中心だ。

変形遺伝子の有無については、50歳までに乳がんになったことがある女性、50歳前に乳がんにかかった人を近い親類に持つ人は検査を受けた方がいいとされる。

ジョリーさんの場合、母親が乳がんにかかり、10年近くに及ぶ闘病生活を送った。卵巣がんも併発し、07年、56歳で亡くなった。母方の祖母も40代で卵巣がんで亡くなっている。ジョリーさんの寄稿によれば、変形BRCAが発見され、将来乳がんになる可能性は87%、卵巣がんは50%以上とされた。そこでまず確率が高い乳がんの対策を選択したという。

しかし、ジョリーさんのような高い確率でがんの発生が予見されるケースはかなり珍しいといわれる。

ニューヨークタイムズによると、米国の白人女性の乳がん患者のなかで、変形BRCAが原因のケースは5~10%、卵巣がんでは10~15%。

変形BRCA保有者の30%が乳房切除を選ぶともいうが、多くの医師が正面切っては推奨していない。

最近、変形BRCA保有者でもない人が手術を受けたり、病巣の摘出だけで済むがんの初期段階で乳房全体を予防的処置として切除したり、どちらかの乳房ががんになったときに、がんになってない方まで予防的処置として切除したりするケースが増えているからだ。

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