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3つ星スイーツ

2013/2/7

3つ星スイーツ

●ちなみに――東京・銀座は世界でも有数の「チョコの街」

ドイツのチョコレート消費量は日本の5倍以上

今回、星を獲得した商品はすべてヨーロッパの有名ブランドのものだ。スペイン、フランス、イタリア、ベルギーと、国はばらばらだが、すべて東京に店を構え、いつでも手に入る。他にも有名店が居並ぶ東京は、国産ブランドも含め、世界でも有数の「チョコの街」といえる。中でも激戦区となっているのが銀座だ。2012年は「ジョエルデュラン」、「イルサンジェー」とフランスの有名ブランドの路面店が相次ぎオープンした。しかも「ピエール・マルコリーニ」銀座店のすぐ隣で、チョコ店が集中する銀座の西五番街通りは「ショコラストリート」とも呼ばれている。スイスの「ブロンデル」も12年に銀座に出店した。

なぜ、進出先に銀座を選ぶのか。新たに進出したブランドの代理店によると「高級チョコはブランドイメージが大切。一流チョコ店が居並ぶ銀座への出店は、ブランド価値の向上に役立つ」という。

ただ、世界中から出店が相次ぐ割には日本のチョコ消費量はそれほど多くない。日本チョコレート・ココア協会のまとめによると、主要国で1人当たりの年間チョコレート菓子消費量のトップ(2010年)はドイツの11.6キロで、日本の2.1キロの5倍以上。スイスは10.5キロ、フランスは6.3キロと、ヨーロッパの国々の多くに遠く及ばない。私たちの胃袋には、まだまだチョコが入る余地がありそうだ。

●記者のひとこと――子どものバレンタインデビューにどきどき

バレンタインは園児も盛り上がる

バレンタインという響きに心がときめかなくなって、10年以上たつ。学生時代は近づくと何となくソワソワしていたものだが、最近は妻からのチョコに感謝しつつも、マンネリ化している。ただ、今年はちょっとワクワクしている。息子が幼稚園で、バレンタインデビューするからだ。園児にとってもバレンタインは盛り上がるイベントのようだ。幼稚園によってはもらえない子に配慮してか、禁止している所もあるらしい。父親似といわれる息子が何個もらえるか気になるところだ。バレンタインの成果まで父親に似ないことを祈っている。

(田中裕介)


●「日経スイーツ選定委員会」とは

専門委員と日経記者で構成。専門委員は豊富な経験に基づいた通らしい視点で、記者はビジネスパーソンとしての素直な視点で評価。まず、専門委員の意見を参考に書類に基づく第1次審査を実施し、10商品を候補に選定。次に、厳選された10商品を実際に全員で食べ比べ、専門委員の意見を中心に合議制で「3つ星」「2つ星」「1つ星」を決める。

●専門委員の横顔(五十音順)

下井美奈子さん

1973年生まれ。実家の母が菓子教室講師ということから、子どもの頃からスイーツの食べ歩きや菓子作りを行う。一般企業を退職した後、パリの料理学校「リッツ・エスコフィエ」で料理・製菓の資格取得。またパリの製菓料理学校「ル・コルドン・ブルー」「ルノートル」で学び、2年間のロサンゼルス在住中にも各国の製菓・料理を習得。情報サイト「オールアバウト」では立ち上げの2001年から、スイーツガイドを担当。多数のメディアで洋菓子情報を紹介するほか、商品開発、レシピ提供を行うスイーツコーディネーターも務める。共著に「TOKYO美食パラダイス」など。

下園昌江さん

1974年生まれ。大学卒業後、専門学校やパティスリーで製菓の技術や理論を学んでおり、製法にも詳しい。お菓子の食べ歩き歴は15年。近年は特にフランス菓子に力を入れ、フランスを巡るツアーや焼き菓子を中心としたお菓子教室も開催。監修本に「とびきりスイーツ見つけた!」。ウェブサイト「Sweet Cafe(スイートカフェ)」主宰。

平岩理緒さん

1975年生まれ。小学生のとき、訪れたデパートでスイーツの魅力に目覚める。大学卒業後、食品会社のマーケティングに携わる。2002年、テレビ東京の番組「TVチャンピオン」デパ地下選手権での優勝を機に、食の情報発信を本格化。退社後はフリーのフードコーディネーターとして活躍中。月に食べるお菓子は100種類以上。和菓子店での勤務経験もあり、和、洋菓子全般に詳しい。著書に「アフター6のスイーツマニア」(マーブルトロン)。コミュニティーサイト「幸せのケーキ共和国」主宰。