京都はゆるキャラ先進地? スター不在でも数は豊富

中の人などいない!

熊本県のゆるキャラ「くまモン」とまゆまろの共演

太郎 しかしこれだけ大きくて丸っこいと動きにくいでしょうね。段差があるとつまずいて転んでしまいそうです。

部長 機動力の低さは府の関係者も認める弱点だ。10月に京都府と熊本県が連携した観光振興イベントで、昨年のゆるキャラグランプリで1位だった「くまモン」とまゆまろが共演する機会があった。くまモンを初めて生で見た京都の記者たちは「まゆまろと違ってよく動くなあ」と感心していたな。

京子 まゆまろのデザインは2400件近いアイデアの中から公募で選ばれました。実は最終選考にはすばしっこく動きそうなキャラクターも残っていました。その名も「五山レンジャー」です。

部長 なるほど、8月16日の「五山送り火」で知られる大文字、妙法、船形、左大文字、鳥居形をあしらった戦隊モノのキャラクターだな。京都の伝統文化を守るために戦うといった感じか。

太郎 斬新で良いじゃないですか。まゆまろよりもこういう分かりやすいキャラクターの方が私は好きですね。

京子 最終的にまゆまろに敗れたのは「五山はすべて京都市内なので府全体をアピールするキャラクターの方が望ましい」とか「5体セットだと人件費がかかる」とか、複数の理由があったようです。

お蔵入りしている幻のゆるキャラ「五山レンジャー」

部長 人件費って、中に人はいるのか!

京子 今どき子どもだってそんなこと言いませんよ。

部長 ……。まあ、費用を試算するあたりは役所らしいな。宗教行事として送り火を実施している保存会にも配慮したんだろうな。

京子 もっとも、山田知事は最近の記者会見後のぶら下がり取材でまゆまろを選んだ経緯にふれ、「五山レンジャーという選択肢もあった」と語っています。まゆまろの活躍が足りないようだと、五山レンジャーの復活もあり得るかもしれません。

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