京都はゆるキャラ先進地? スター不在でも数は豊富

京都のゆるキャラ、と聞いて具体的なイメージがわく人は少ないかもしれません。実は古都でもユニークなご当地キャラクターが活躍しています。

【登場人物】
東太郎(あずま・たろう、30) 中堅記者。千葉県出身。人生初の「関東脱出」で京都支社に転勤し半年。取材時もオフの日も突撃精神で挑むが、時に空回りも。衆院解散・総選挙で、実はゆるキャラどころではない日々。
竹屋町京子(たけやまち・きょうこ、25) 支社の最若手記者。地元出身、女性ならではの視線から、転勤族の「知識の穴」を埋める。11月の誕生日には職場で大好きなスヌーピーのティッシュボックスをもらった。
岩石巌(がんせき・いわお、50) 支社編集部門の部長。立場上、地元関係者との交遊も広く、支社で一番の「京都通」を自任する。職場で「岩石部長のマスコットをつくったら売れるのでは?」とウワサされている。
(登場人物はフィクションです)

「まゆまろ」にも清き1票を

特技の「コケ」を披露するまゆまろ(全国82位)

竹屋町京子 全国のゆるキャラの人気を競う「ゆるキャラグランプリ2012」の結果が11月下旬に発表されましたね。

岩石部長 1位になったのは愛媛県今治市のキャラクター「バリィさん」だったな。京都府からも33体が参加したが、残念ながら存在感が薄かったようだ。

東太郎 えっ、京都のゆるキャラって、そんなにいるんですか?

京子 ランキングを見ると、京都府内のトップは「まゆまろ」で全国82位。明智光秀が城を築いた亀岡市の「明智かめまる」が96位、九条ネギの産地として知られる久御山町の「ネギーマン」が188位に入っています。

太郎 滋賀県彦根市の「ひこにゃん」、奈良県の「せんとくん」。周辺には日本を代表するゆるキャラがいるというのに、最高で82位とは……。京都の行政・経済界が掲げる「進取の精神」が泣きますよ!

京都府亀岡市のゆるキャラ「明智かめまる」(全国96位)
久御山町商工会の「ネギーマン」(全国188位)

部長 まあそう言うな。まゆまろなんかは「見慣れるとけっこうかわいい」という人も多いんだ。繭をモチーフにしたキャラクターで、よく和服を着ている。西陣織や京友禅、丹後ちりめんなど京都の和装産業をアピールする狙いだ。

京子 もともとは11年に京都で開かれた「国民文化祭」のPRキャラクターです。地元での認知度が高まったので、今年3月に京都府の山田啓二知事から「広報監」に任命され、府の広報活動を担当することになりました。いちおう部長級の役職だそうです。

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中の人などいない!